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人に人としての尊厳があるように、川にも川としての尊厳がある。人と川がお互いを尊重する関係とは?を考えています。
文書館資料は語る
2008-01-19 Sat 14:27
一昨日、東電本社で話していて、ありゃ?とひっかかったことがあった。

昭和33年の清津川発電所建設時に、その放水路を湯沢発電所の沈砂池に直結した取水口増設工事の話をしていた時だ。「増設の許可はある」と東電は言ったので、頭の中で旧河川法の扱いでつまづいた。

当時の水利使用許可(流水の占用許可)は、都道府県知事であったが、旧河川法の政令である「旧河川行政監督令(T15 勅令第290号)」では、その工事には建設大臣の工事認可を受けなくてはならないとしている。許可と認可という違いが微妙だが、水を使う知事の許可を得ても、工事をするには大臣の認可が必要だったのだ。 

で、思い出したのが、2年前に書いた連載の「水力発電今昔物語」で、確か・・・こんな文章を書いたことがあったなあ・・と、帰ってから外付けハードを探したら、あったよ。

発電水利権の取り扱い(文書館資料)

水力発電今昔物語 第4話 
 県立文書館の昭和28年の資料に、建設省が当時の河川管理者(県)に出した通達がある。取水施設を許認可前に造ってしまい、既成事実をつくって申請することがまかり通っていたため、取り締まるよう注意したものである。
「電用水利使用の申請特に既許可の計画変更及び同工事実施認可について当省の認可前に着工し甚だしきは、認可前において既に工事の相当程度を完了しているという例も見受けられるが、斯くの如きは河川管理官庁として誠に遺憾に堪えない次第であって一朝問題が起るときは河川管理者としての由々しき責任問題に迄発展する可能性なしとしないので爾今は絶対斯かることのない様厳重に監督されたい。」かなり強い文調に当時の建設省の苦悩が見られる。旧河川法でも計画変更には大臣の認可が求められたのである。(・・・略)


湯沢発電所の増設工事認可について、本当に当時大臣が認可したのかなぁ・・・と後日、国交省に開示請求したが、「存在が確認されなかった」と不開示にされた。東電は、許可のほかにこの認可を持っていなければならないのだけど、保管しているのだろうか・・・当時、やはり認可なく先に工事をしてしまったのでは?こんな通達が県に届いていたのに、認可なき工事をしたため、県と東電は許可書の日付や申請書番号をねつ造したのでは?

・・・・当時の許可書副本を県は紛失して今も存在しない。



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