2011-10-19 Wed 21:34
朝日新聞から
知事、文科省の放射線量調査批判 2011年10月18日 文部科学省の航空機による空間放射線量の調査について泉田裕彦知事は17日、「もともとの自然放射線の濃淡を加味しないで発表して、国が率先して風評被害を起こしている」と批判した。県は放射線量や放射性セシウムの蓄積量が高いとされた地域での補足調査を始めたが、「(文科省調査の結果が県の調査による)事実と違えば申し入れを行う」という。 泉田知事はこの日、柏崎刈羽原発の周辺環境の調査結果などについて協議する県の会議に出席。文科省調査を含めた福島第一原発事故への対応についても、会議の委員に意見を求めた。 文科省の調査で放射線量が高かった新発田市内の地域では、花崗岩(か・こう・がん)から放出された天然の放射性物質が主な原因だと県は15日に発表していて、文科省の調査について泉田知事は「いい加減なところもある。天然由来のラジウム等も含めてセシウム沈着量が計算されている」と指摘。会議に出席した専門家からも「数字が独り歩きして困る」との意見が出された。 会議ではほかに、放射性物質を含む汚泥の処理についても議論。粘土鉱物に放射性物質を吸着させるなどして地中に埋めるとする意見も出たが、委員の一人の会田洋・柏崎市長は「どの程度のレベルであれば安全か、国が責任を持って示すべきだ」と話した。. 文科省の資料を「いいかげん」と言うまっとうな知事です。正直、県北の測定結果は花崗岩の影響あると思います。南魚と魚沼は花崗岩だけでなく福一の影響あると思います。降ったことは確かですから。県が正しい調査をして公開してくれることを望みます。それによって対策ができるのですから。 スポンサーサイト
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2011-10-17 Mon 10:55
放射線量高めの新潟県山間部…地質が影響?
. 福島原発 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、文部科学省が新潟県の上空で行った放射線量調査で、村上市や魚沼市などの山間部でやや高めの線量が測定された。 放射性物質を含む花こう岩が多くある地域と重なるため、県は「福島第一原発の事故の影響とは言い切れない」としているが、念のため独自に追加調査を行っている。 文科省の調査は8月30日~9月23日に実施。ヘリコプターで高度150~300メートルを飛び、上空の空間放射線量を測った。その実測値を基に、地表1メートルの空間放射線量などを推測した結果、大半の地域は毎時0・1マイクロ・シーベルト以下で、事故前の通常の測定範囲(毎時0・016~0・16マイクロ・シーベルト)に収まった。 ただ、村上、新発田、魚沼、南魚沼の各市、阿賀、湯沢両町などでは、山間部で0・1~0・2マイクロ・シーベルトの地域が多かった。五泉市と阿賀町の境界、魚沼市の群馬県境などには、0・2~0・5マイクロ・シーベルトの地域もまだら状に存在していた。局所的だが、南魚沼市で0・63マイクロ・シーベルト、関川村で0・62マイクロ・シーベルトとなった地点もあった。 毎時0・2マイクロ・シーベルトを超える地域は、計算上、被曝(ひばく)量が年間1ミリ・シーベルトを超え、環境省が定めた除染対象となる。 しかし、これらの地域は花こう岩の分布域と重なっている。県が調査結果の評価を依頼した工藤久昭・新潟大教授は、「空間線量は、花こう岩などの天然放射性物質を含む地質による影響で高くなることもあり、すべてが福島第一原発事故による影響ではない」と指摘する。 実際、新発田市山間部の線量が高い地域で、県と市が13、14の両日に行った調査では、内の倉川の脇の山腹で花こう岩がむき出しになった場所で、カリウム40など天然の放射性物質が見つかった。線量を測ったところ、ごく一部で比較的高い毎時1・5マイクロ・シーベルトを測定した。 また、文科省が出した地表1メートルの線量は推測値のため、かなりの誤差が生じている可能性もあるという。このため、県は独自の追加調査を実施し、その結果を公表する。具体的には、村上、魚沼、南魚沼の各市と湯沢町などで、線量の測定ができる車を使って地表1メートルの線量を実測するほか、農地などに含まれる放射性セシウムの量も調べる予定。 (2011年10月17日08時03分 読売新聞) 福一事故が起こる前の線量資料がないので、実際のところ何とも言えないですね。刈羽柏崎も中越沖地震のとき放射能漏れしましたし・・・ 原発を抱える以上、常時と非常時の違いがつかめるように検査体制作っておかないといけないです。 もう少し情報収集が必要・・・ |
2011-10-14 Fri 20:37
そ、そうかぁ・・・
新潟県の花崗岩分布は こうなってるんだ・・・ だから、県北まで セシウム濃度が濃いように測定されるんだ・・・ 地質図 反対に言えば、花崗岩質でないところに 一定量のセシウムが降っていても測定されないこともあり得る。 やっぱり、文科省の航空機モニタリングは そこそこのマップということか・・・ 花崗岩質のところを考慮してマップを見ないといけないのです。 |
2011-10-08 Sat 14:32
林野庁のHPにある調査結果・・・ 森林内の放射性物質の分布状況 8月中旬の調査です。杉林と広葉樹の比較では、やはりずいぶん違います。 3月に降下したので落葉樹ではほとんどが地表(落ち葉の上)に積りました。 杉林は8月には 多くが樹上の葉っぱにあるようです。 いずれ杉の葉も落ちますから、結果的には地表にたまることになる。 森林ではまるっきり土が見えている平地よりも 地中に浸透するのは遅くなるでしょう。 材の中への移行も少なそうです。 ほとんどの放射性物質は 葉っぱとともに移動すると考えていいのではないかな・・・ |
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