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人に人としての尊厳があるように、川にも川としての尊厳がある。人と川がお互いを尊重する関係とは?を考えています。
All or ・・・
2010-11-30 Tue 21:52
夕方のTenyが、東電が湯沢発電所の更新申請をしたと報道していました。今日が申請期限最終日でしたから・・・

申請期間は20年だそうで・・・まったく市長の発言を無視しました。



さぁてと・・・ここからひと月で All or nothing の選択です。中途半端なことしかできないなら
初めからやらないほうがいい。
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魚道改善の試み
2010-11-28 Sun 22:03
JR宮中ダム検討委:3年かけて魚道改善 サケ、アユ遡上しやすく /新潟
 JR東日本信濃川発電所宮中取水ダム(十日町市)の魚道構造改善検討フォローアップ委員会(委員長、本間義治新潟大名誉教授)が26日、長岡市で開かれた。サケやアユが遡上(そじょう)しやすくするため、3年かけて魚道を改善することを決めた。

 魚道は現在、大型魚道(幅10メートル)と小型魚道(同2メートル)の二つがあるが、改善案では、大型魚道の部分に小型魚道を移し、小型魚道の跡に小さな魚でも遡上できる、流れが緩やかな「せせらぎ魚道」を新設するとしている。

 今後、本格設計に入り、国土交通省信濃川河川事務所に申請、了承されれば3年かけて改善する予定。

 また、魚の遡上状況を観察するための「魚道観察室」を設置するほか、鳥に魚が取られないように魚道の上に防鳥ネットを張ることも検討されている。【神田順二】





今朝のNHKニュースでは、今年の遡上調査では 145尾とのこと・・・
もう少し年数がたてば、遡上数は増えると思いますが・・・
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行政の力
2010-11-26 Fri 20:48
毎日新聞高知版 2010年11月26日 

家地川ダム:検討協、放流量維持で「10年更新容認」 四電・国に申請へ /高知

 四万十町家地川の四万十川本流にある四国電力佐賀取水堰(ぜき)(家地川ダム)が来年4月に水利権更新時期を迎える問題で、「佐賀取水堰に係る検討協議会」(会長=大年邦雄・高知大教授)は25日、同町で第8回会議を開催。本流への放流量の現状維持などを条件に、10年間の更新を認める意見をまとめた。これを受け四国電力は、12月初めにも関係機関と調整の上、国に更新を申請する方針。

 同協議会は県を事務局に09年9月発足。四万十、黒潮両町長や住民代表、漁業関係者、学識経験者ら委員14人が意見交換してきた。

 この日は前回会議での意見を基にした「とりまとめ案」を事務局が提示し、一部修正の上、委員の賛成多数で承認。放流量の現状維持に加え、河川流量が少なくアユの降下などに大きな影響がみられた際は、関係機関が協力して対応する▽許可期間は(10年の)現状維持--などを条件とした。また「流域住民、企業、行政機関、NPOなどすべての関係機関が連携し、四万十川の河川環境の保全・改善に対して取り組むことが喫緊の課題」との文言も盛り込んだ。

 四電が国に更新を申請した場合、国は、同協議会のとりまとめを踏まえた知事の意見を聞いた上で、許可について判断する。


来年4月に更新する水利権について、ちゃんと事前に決められることが正しいですね。

湯沢発電所のように、4年11カ月も過ぎて決めるのでなく・・・

更新期間は10年ですね。

四国地整や県の仕事力の差でしょうかね・・・
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草木ダム
2010-11-25 Thu 22:21
草木ダム

渡良瀬川の草木ダム。水資源機構が造った(国税です)多目的ダムです。ダム直下の維持流量は見た目ではほとんど流れがないくらい・・・


草木ダムB

ダム湖(草木湖)は満々と水をたたえている。噴水が吹きあがっていて、水質浄化?中・・・

ご存じのとおりこの上流は足尾銅山です。この水が下流都道府県の水道目的になっている。

渡良瀬渓流にはこの他にもいくつもダムがあって発電所も多い。
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途切れた文化
2010-11-24 Wed 21:56
糸巻きA

昔は織物産業が盛んだったこの地方だけど、今は見る影もない。

40~50年前は、どこの家からも トントンカラリと機を織る音がしていたと・・・今は言い伝えです。

出機(でばた)といって、機屋が材料と機材を貸して、農閑期の仕事として成り立っていた。

これは某農家の倉庫からでてきたもの。糸巻きには 「保熊」とか「菅村」とか焼印があって、

昔盛んだった機屋のものらしい。右下はパイナップルの缶詰の空き缶に糸がまいてあるの。


糸巻きB

染め屋からきた糸は 糸巻き機を使って、一旦、糸巻きに巻き、それを細い管に巻いて使ったそうです。

小千谷や塩沢は 紬織文化をユネスコに申請できるほど伝承しているのですが、十日町はなぜか全く

現在につながってないのです。まるで文化をわざと封印したように・・・
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小さな歌い手
2010-11-22 Mon 23:08
ミソサザイB

朝、扉の前にいたミソサザイです。たぶん、ガラスにぶつかって軽い脳震とう状態。

ひどく不機嫌なお顔です。

ミソサザイA

しばらく保護していたら、元気を取り戻して飛んで行きました。

春一番に鈴を転がしたようなきれいな囀りをする鳥で、小さい体なのに声量はすごい。


今年の繁殖期には、巣の場所を見つけたのですが

ミソサザイ巣

渓流脇の土手?のようなところで、木の根っこが作った隙間に餌をくわえて出入りしているのです。

この中に、コケを集めた巣があるはず・・・ここ、駐車場のすぐ横なのですよ。
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ヤマカマス
2010-11-20 Sat 15:52
ウスタビガ♀
ウスタビガ♀

蚕の仲間。メスは黄色でオスはオレンジっぽい茶色です。

丸い模様は下のコンクリのいろが透けてるのです。



ウスタビガ♀B

前はこんな感じ。ゴージャスです。黄金の毛皮ですよ。

この蛾の蛹は「ヤマカマス」といわれるカマス型の繭で、とっても良く目立ちます。
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川の恵み
2010-11-19 Fri 20:38
サケA

サケです。信濃川の?って?

いいえ、上越の河口で獲れたものです。70cmくらい・・・ずっしり重い。

キズのない魚体ですね。

宮中に来るサケは結構キズがあるのですが、まだ、川に入らないサケはきれい。



サケB

残念ながらオスでしたが、身はまだ味が落ちてなくて、みそ漬けやチャンチャン焼きにしました。


こんな鮭がウヨウヨ川に登ろうとしているのですから、ワクワクします。

大昔から、この国はサケの栄養で文明を育んだといっても過言でない。

その恵みは発電と言うたった一つの目的で失われ、数十年・・・

また、群れをなしてサケが戻る日がくるのかな・・・
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きのこの当たり年
2010-11-18 Thu 23:54
ムキタケ
むきたけA

晩秋のきのこ。肉厚で煮るととろみがあっておいしい。表面の皮がむけやすいのでムキタケといわれる。

猛毒のツキヨタケとよく似ているのですが、この時期になるとほとんどのツキヨタケが終わっているので見分けがつく。

・・・・と言っても、今年は特別。やっぱり異常な気候だったのか、今でもツキヨタケがあるのです。

猛暑のあとのオカシナ秋でしたが、きのこ類は豊作で、ムキタケも大量にとれました。
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投稿原稿
2010-11-17 Wed 23:49
先週の津南新聞に投稿した意見です。


発電後の水をもとの川に戻さない東京電力湯沢発電所の水利権は、期限が切れたまま取水を続け、平成17年から22年までの5年間の更新申請期間の1カ月を残した今になってようやく許可されることとなった。東電はその後の20年間の更なる取水申請を明言した。下流を苦しめてきた水利権は一世紀を超えて続くこととなる。この5年間には、取水報告・観測データのねつ造疑義や法手続きを踏まない施設改築、超過取水、長年にわたる灌漑用水への分水など、法の上にあぐらをかく企業体質と、それらを何一つ管理できていなかった国の仕事ぶりが明白になった。それでも既得権は認められるのである。
県知事と十日町・南魚沼両市長の三者会談では、魚野川流域の水資源確保のための抜本策を5年間で検討し、その間も暫定措置として清津川への増放流を検討することとなっている。清津川・魚野川流域水環境検討協議会の席上、十日町市長は東電に対し、次期申請期間をこの検討期間と合わせるよう発言した。協定書を交わしても、抜本策はこれからの課題であり、その間も清津川下流の改善は未知数である。この先20年間もの申請は清津川流域にとって耐えがたいことである。国交省通達では、当初許可から100年を過ぎた施設では10年間の更新、それ未満では20年間の更新を認めているが、湯沢発電所は98年を経過したほぼ100年施設であり、一般の発電所と違い流域変更を長年続けてきたものでる。干からびた下流住民の苦労と感情を汲めば、のうのうと20年間の申請はあり得ない。東電は西大滝ダム(信濃川発電所)でも下流漁協との十分な話し合いを経ず、最長20年間の更新申請をするなど、既得権死守の姿勢が見え見えである。
川は誰のものでもなく流域のすべての命を育んでいる存在だ。「水力発電はクリーンだ」と繰り返される詭弁は、発電過程でCO2を排出しないという一点だけを見たものである。実際には川の流量のほとんどを独占し、流れない川から発生するメタンガスや単一な生物層になる環境破壊は、温暖化にも生物多様性にもマイナスであることは明白である。また、人と川の営みを壊し、流域の人権を顧みない迷惑施設である。
川の水を使う決まりは、川ごとの事情によって柔軟に考えてもいいのではないか?地域との共存を言うなら、水利権の更新時に流域に心を開いた思慮ある企業姿勢を示してほしい。


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話し合いの力不足
2010-11-16 Tue 22:25
十日町新聞は5の付く日に発行なので、ちょっと遅れてますが・・・

今日は1面がほとんど清津川関連記事でした。社説も。

2010年11月14日
清津川分水解決への大きな一歩 知事と両市長が協定書締結


 清津川から取水発電し魚野川に流す東京電力・湯沢発電所の清津川分水問題について10日、泉田裕彦知事と関口芳史十日町市長、井口一郎南魚沼市長の三者による協定書締結式が県庁で行われた。同協定書では、魚野川流域の水確保の抜本的解決策を検討する枠組みを県と南魚沼市が中心となり年内設立を目指すと共に、暫定措置として清津川への流量増を検討していくことなどが盛込まれ調印された。清津川分水に頼らない魚沼流域の独自水確保が最終的に実現すれば、残る交渉は東京電力対十日町市の単純構図にようやく帰着するため、分水問題解決への大きな一歩として注目される。また暫定的な増放流問題は、東電も参加し事務レベルで交渉が進められ、今年12月開催予定の清津川・魚野川流域水環境検討協議会の席で協議されることになる。
(写真:調印を終え固い握手を交わす3氏)
《本紙11月15日号1面より抜粋》



方向としては、あってるんだけど・・・実際に水がいつどのくらい戻るのかは未知数です。

清津川・魚野川流域水環境検討協議会の在り方もつっこまないといけないのです。電力会社の素案だけを試験してそのまま維持流量にした流域協議会は全国にありません。新潟県の恥ずべき汚点になりました。

本当は、全国一律の基準で作られた素案が、清津川に見合っているのか(国立公園特別地域に指定されている景観のためになっているのか、豪雪地の渓谷で問題ないのか)を検討するべきなのに・・・

たぶん、私が悔しいのは、新潟県でちゃんとした協議会をしたかったのに、できなかったことです。


もちろん、行政レベルもあるけど、県民のレベルの低さがどうしようもない・・・

それぞれ立場のある人が委員になっていたはずなんだけど・・・
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イワナ放流
2010-11-15 Mon 20:34
昨日、漁協さんが稚魚放流にきました。

イワナ放流101114

今回はイワナの子たちですよ。


イワナ放流101114C


ほら、大きくなぁれ・・・


イワナ放流101114B


お客さんの子供さんが、飛び入りで放流のお手伝い・・・都会の子にはいい体験です。

・・・・このお子さんですが、ここまで来るのに、とっても苦労して四つん這いになっていたのです。
子どもなら河原の石の上をピョンピョン跳んで行くもんだと思っていた私は、目から鱗でした。
川ガキ養成道場でもやろうかな・・・
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県の二枚舌
2010-11-12 Fri 22:47
二枚舌の協定の裏には、何があるのか・・・

そもそも、魚野川流域の灌漑用水は、清津川分水を除いた魚野川流量だけから取水できるという計算で許可されている。だから、『清津川の水がないと米作りができない』と言うのはおかしい。法的にも数字的にも魚野川の灌漑用水は清津川に帰属しているのではなく、昔、農地整備をするときに『清津川の水を前提に考えられた』という言い伝えがあるだけなのだ。

この昭和40年代の農地整備を重視して返す返さないの論議をするなら、同時期に清津川で同じように農林省が整備した事業(右岸段丘)も同等に扱って、流量を調整しなければならない。しかし、県は、清津川での灌漑取水は考慮に入れず協議会を進めた。清津川の委員が何度もこれを質問したが、国も県も東電素案の作り方の説明を繰り返すだけで、どうして河川管理者が右岸段丘の取水を含めて考えないのかを答えなかった。

これは同じ県土で、県が魚野川の農業者だけを認め、右岸段丘を利用している清津川農業者を排除したものである。

更に冬期間も、魚野川流域での流雪溝取水を考慮するという本末転倒な論理を展開している。もちろん、魚野川流域の流雪溝取水は、清津川分水を含めて許可されているものではない。また、取水量は魚野川自然流量で十分取水可能である。

それなのに、冬も清津川の水は戻せないと言うのである。

冬期間の清津川には東電素案では0.3m3/sだけしか放流しない。清津川中流は豪雪地の峡谷を流れていて、流量が少ないために凍結して閉塞したり、雪崩で閉塞したりしている。第一測水所付近では1~2m3/sしか流量がないため、閉塞が長く続き危険な状態が冬中続く。

河川管理の第一義は、流域の生命財産を守ること(治水)にあるが、湯沢発電所の分水問題ではなぜか利水が治水に勝って論議される。

私たちの命は、人として扱われていないのだ。発電や六日町の流雪溝が、私たちの命より大事にされている。

東電素案の放流量は全国一律の基準(河川砂防技術基準)をもとに、はじき出した数字だ。それが、豪雪地の峡谷に当てはめて問題がないか、国立公園特別地域の景観に当てはめて問題ないかを試験検討するのが、本来の協議会の在るべき形なのに、県は、一切そのような運営をせず、全国一律の基準をそのまま維持流量としてしまった。

すべては、辻褄を合せ県の面子をつぶさないために・・・

こんな協議会をした県は全国にないだろう・・・


結果として一番喜んでいるのは東電であり、一番苦しんでいるのは清津川下流であることは、80年前から変わりない。
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協定の意味
2010-11-11 Thu 20:44
読売新聞から


東電湯沢発電所巡る 清津川分水
十日町と南魚沼両市、県が協定書
 十日町市を流れる清津川から取水し、南魚沼市の魚野川に放流する東京電力湯沢発電所について、それぞれの川の水量確保を巡り、両市が10日、互いに歩み寄り対立を解消する旨の協定書を、県を加えた3者で締結した。県は同日、東電の水利権更新に同意し、北陸地方整備局は即日、2006年~10年末の水利権について更新を許可した。

 今後は、清津川の取水量を減らし、流量を増やすことに伴い、魚野川の水量をどう維持するかについて、県と南魚沼市などが抜本策の検討組織を年内に設立する。抜本策がまとまるまでの暫定的な措置として、十日町、南魚沼両市と県で、清津川の流量増のあり方について検討し、関係者の合意が得られれば、流量を増やしていく。

 これを受けて県は水利権更新に同意するとの回答を国に提出。「抜本解決策や暫定的な(清津川の)増量の合意が整った際には配慮してほしい」という意見をつけた。国は水利権更新許可にあたり、「信濃川河川事務所長が必要と認める場合は、(清津川の)流量を変更できる」とする水利使用規則をつけた。

 県庁で行われた締結式には、泉田知事と関口芳史・十日町市長、井口一郎・南魚沼市長が出席し、協定書に署名。井口市長は「互恵を忘れなければ必ず道は開ける」、関口市長は「(清津川流域の)住民は生活用水にも困る状況。解決の緒につけたことは喜び」とそれぞれ話した。

(2010年11月11日 読売新聞)


朝日新聞は・・・

分水問題解決へ一歩
2010年11月11日
P.jpg


協定書に調印後、握手を交わす井口・南魚沼市長、泉田知事、関口・十日町市長(左から)=県庁

 清津川(十日町市)の水を発電に使った後、魚野川(南魚沼市)へ流す東京電力湯沢発電所の水利権をめぐり、十日町市が水の返還を求めている問題で、泉田裕彦知事と関口芳史・十日町市長、井口一郎・南魚沼市長は10日、魚野川流域の水の確保を前提に、清津川の水量を増やすという内容の協定書に調印した。水の確保をめぐって長年綱引きが続いた分水問題は、解決に向けて一歩踏み出した。(大内奏、服部誠一)


   ◇


 協定書は、(1)魚野川流域の水資源を確保するため、県と南魚沼市で年内中に枠組みをつくる(2)暫定措置として、清津川への試験放流の増量を検討する――ことが柱。1923(大正12)年に湯沢発電所が稼働して以来続いている分水のあり方について、問題解決を図るうえでの初の合意文書となった。


 調印後、泉田知事は「協定は県政史の重要な一コマ」としたうえで、コメ作りや冬の消雪用に水を必要とする南魚沼市側、清津峡の自然環境回復などを訴える十日町市側双方の事情について「宿題を負った」との認識を示した。


 今年末が期限となる湯沢発電所の水利権の審査は、両市の対立により県の意見照会の段階でストップしていた。調印を受け、県は10日、国土交通省北陸地方整備局に「水利権更新に同意する」と回答。同局は水利権を許可した。来年1月1日からの新たな水利権について、東電は今月中にも更新を申請する。


   ◇


 協定が結ばれ、清津川と魚野川の水をめぐる議論は二つになった。一つは、分水問題そのものの抜本的解決策について。もう一つは、湯沢発電所の来年1月1日からの水利権更新に合わせて、当面、清津川への試験放流量をどの程度増やすかだ。


 抜本的解決策は、県と南魚沼市が、河川、農業、漁業各分野の専門家らをメンバーとした委員会を年内中に立ち上げる。委員会では、魚野川の水が減ったときの流域への影響を調べ、清津川の水にできるだけ頼らない方策を探る。ダムやため池の新設を含めて検討し、議論は長期化し、難航も予想される。井口市長は「5年や10年で片付くとは思っていない」と話す。


 また、来年からの試験放流量は、県と両市が東電を交えて話し合う。12月中旬以降に開かれる「清津川・魚野川流域水環境検討協議会」で話し合われる見通しだ。だが、今よりどの程度増量するか、その数値は、両市の間で隔たりがあるうえ、10日付の協定書に付された覚書には「抜本策が実現するまでは、試験放流量は原則見直ししない」と表記されている。このため、「暫定」とはいえ、今後10年単位での清津川の流量が決まることにもなり、協議が行き詰まる恐れもある。


   ◇


清津川の分水問題 1923(大正12)年に運転を始めた東京電力湯沢発電所は、清津川から取った水で発電し、その水を魚野川に流してきた。取水量は最大毎秒6・121トン。2002年ごろから、生活用水の不足や清津峡の景観への悪影響を心配する十日町市側で「水返還」を求める運動が強まり、農業用水として使ってきた南魚沼市側との対立が深まった。05年7月からは毎秒最低0・334トン~1・056トンを清津川に戻す試験放流が始まったが、十日町市側は全量返還を基本に放流量を増やすよう求めている。



呆れたことに、県は、南魚沼側には覚書で「抜本策が実現するまでは放流量の見直しは行わない」と書き、一方で十日町には暫定措置として試験放流の増量を検討する」と協定書で書いたのだ。

マスコミは放流量が増えるのか増えないのか判断に困っている。またしても玉虫色のごまかしをやって・・・県のお得意な手段・・・

今回の協定は、誰に聞いても評価が低い。「互恵を忘れなければ道は開ける」って言うけど
どう考えても一方が恵まれている。

上田の衆は自分を抑えても困っている人に厚いとは、兼続の物語の中だけ?

清津川・魚野川流域水環境検討協議会をつくる時も、南魚沼には5年間東電素案で放流試験と言い、十日町にはいろんな試験放流で清津川に戻す量を決めると言ったのだ。その結果、声の大きいほうが相手の苦渋を押し切り5年間東電素案しか放流されなかった。


弱い者には声さえ出させず、私たちは泥水を飲んでいる。

行政って弱者を救うのが基本だと思っていたけど、弱い者いじめだった。

今回も本当に放流量が暫定的であれ増えるのか、それが清津川下流の足しになるのか、ちゃんと見極めないと・・・

増える見込みがないなら、マジで阻止するしかない。この先20年も泥水を飲むわけにはいかないのだから。
そんな立場に私たちを追いこむ行政に責任がある。

国や県と喧嘩をしたいとは思っていないけど、自分で自分を守るしかないなら、できることは全力でやる。


そもそも、清津川の水がなくても南魚沼に支障はない。実際にこの5年間にも東電施設の故障で
全量(あるいは半量)清津川に戻っていた期間があったけど、何の支障もなかった。
(わざと融雪期に修理したそうですけど・・・)

でも、支障があることにしないと、これまでの協議会の前提が崩れるし、辻褄があわない。
新しい事業も必要ないことになる。

南魚沼の委員と県だけで抜本策を考えるのは、そのためだ。

本当は最初からどこでどれだけ足りないかを明らかにして対応を考えるべきですね。
私は協議会の始まった頃、県にどこでどれだけ足りないのかと質問したけど返事はありませんでした。

水を返したくないメンバーだけで抜本策を考えるって、いつまでも決まらないってことですね。
期限を切ってあるわけでなし・・・「5年、10年で決まらない」と井口市長は仰せです。

もう少し見極めをします。
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時計は回り始めた
2010-11-10 Wed 21:18
抜本的な解決を求めて、あらゆる工作をした。

南魚に自水系内での水源を確保することを、誰より求めたのはα氏+私だ。

狙いはある程度あたって、知事は抜本策を検討すると明言した。(事務方にとっては寝耳に水であり、北陸地整は今までのルールを超えたと言ったけど・・)

結果、三者協定となった。・・・本当は初めからこうなるべきだった。


この5年間は抜本策を俎上に挙げるための助走だったのか・・・この5年間、
こちらのダメージは少なくなかった。やっぱり川はカラカラだったし、流域は疲弊した。
小学校は廃校になり、集落は高齢化し、限界を超えた限界集落となった。
私たちは泥水を飲めず給水車の世話になり、冬中、雪崩と川を見つめた。
観光客は激減し、市の収益も減った。
でも、毎年毎年、私たちは黙々と木を植えたり、草刈りをした。

水が戻ることを願った人々は入院したり、老いたり、実現を前に力をなくしてしまった。
実際に、守る会の植林事業も、高齢化で続けられなくなってしまった。

東電や県行政から見ると、計画通りの時間稼ぎだったのだろう。まるで、清津川流域が
滅びるのを待っているような・・・

抜本策を検討するという方向は間違っていない。でも、それまでの間、東電素案で20年間なら
協定の意味はない。増えても僅かで、私たちの暮らしが何も変わらないなら今日の処分自体の
妥当性をかけてとことん戦わねばならないだろう・・・

協定をかわしても清津川の環境改善の担保は何もない。

今まで、何回も何回も騙されごまかされ続けたから、本当に行政を信じていいのか
私には解らないのだ。実際に今回の許可も「必要と認められる場合は河川維持流量を変更できる」という
一条があったから、協議会に臨んだのだけど、約束の5年を過ぎて清津川での窮状を訴えても
国の委員も県の委員も何一つ発言せず、未だに東電素案のまましか、清津川には水がない。
十日町案の試験さえしない。

つまり、下流を騙すための一条だったのだ。

北陸地整にも今までいろんな情報を出してきたけど、それはすべて東電の申請を是正させるために利用され、
結果として私は東電の許可のお手伝いをしたようなものだ・・・ペナルティーって、豊水時の0.02?
何の足しにもならない。行政に協力しないで黙っていればよかった。

私の中では、国民として行政に協力しようという気持ちと、行政を信じてはいけないという気持ちが交差していて、どうしても、素直に流量が増えることを喜べないのだ。

だから、今は、「自分で何とかしなきゃ」と思っている。もう少し見極めて、やっぱり、行政が何もできないなら、自力でできることは後悔しないようにやろうと思う。

今日から時計は回り始めた・・・
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子どもが描いた?
2010-11-10 Wed 20:25
・・・・しかし、まあ、何でしょね、この絵図は・・・手抜きもここまでくると官僚の給料やりたくないですなぁ・・北陸地整の発表ってこんなもん?


        湯沢発電所許可概要


そうそう、以前に、東電の流量観測が不可能だった清津川第一測水所に豪雪の冬期間どうやって通ったの?と
聞いた時、東電が示した地図がこれに似たような手抜きだったですよ。

Yahooのマップに 鉛筆でグネグネ書いた道順でした。馬鹿にするのもいい加減にしなよ!って感じの・・・


誠意とか良識とか謙虚さとか、感じないのですよ~~~
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水源地の植林
2010-11-09 Tue 22:38
植林C

大松沢の治山工事が終わって、今日は周辺に植林。中越森林管理署主催です。
ふるさとの清津川を守る会も協力します。

私は残念ながら仕事の都合で欠席。写真は相方が撮影。

植林B

とっても予算があるらしく1本に一袋の培養土つきです。


植林A

50人くらい参加して、300本を植えました。



植林D

栃の木、この沢はもともと栃の木がたくさんありました。



植林E


ブナ、縄文時代から人の暮らしを支えてきた木です。



植林F

ミズナラ、ナラ枯れで大きなミズナラが枯れてしまったので、若木に頑張ってもらいましょう。


大松沢は清津川に合流する沢で、水源地でもあります。どうか、立派な水源林になりますように。


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協定書の意味
2010-11-08 Mon 22:27
読売新聞から・・・

十日町と南魚沼市2市川 水量確保で協定
 十日町市を流れる清津川から取水し、南魚沼市の魚野川に放流する東京電力湯沢発電所について、それぞれの川の水量確保を巡って両市が対立している問題で、県は5日、対立を解消し互いに歩み寄る旨の協定書を、県と両市で10日に締結すると発表した。県庁で泉田知事と関口芳史・十日町市長、井口一郎・南魚沼市長が締結式を行い、これを受け県は、東電の水利権更新に同意する。

 協定書は、〈1〉県と南魚沼市を中心に、魚野川の水を確保するための抜本対策を検討する枠組みを年内につくることを目指す〈2〉抜本対策がまとまるまで、南魚沼市に支障のない範囲で暫定的に清津川の流量増を検討する――などの内容。

 県は水利権更新の意見聴取で、国に対し、「同意する。ただし、協定書を前提に、清津川の放流増の数値が合意されれば反映してほしい」との回答を提出する。

(2010年11月6日 読売新聞)



結果として清津川の水は増えるのだけど、その量は明瞭でない。

県が5年もかけてやった放流試験と協議会は、何のためにあったのだろう・・・的外れな検証をして、東電素案を維持流量にするため?

清津川の水が増えることを100%の喜びで迎えられないのはどうしてだろう・・・
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合意形成?
2010-11-07 Sun 22:01
清津の古道付近
清津の古道101107

・・・どうもすっきりしない。なんかモヤモヤ・・・

写真の話じゃないですよ。清津川の水問題の解決の仕方です。

どうしてもひっかかるんだ・・・

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冬眠前のクマたち
2010-11-06 Sat 22:33
新潟日報から

クマに襲われ男性けが
十日町
 6日午前9時半すぎ、十日町市通り山の民家で、近くに住む会社員男性(70)が庭作業中、クマに襲われた。左ひざをかまれ、右あごを引っかかれて軽傷を負った。

 十日町署によると、クマは体長約1メートルで、山の方向へ逃げた。


ナラ枯れや山の荒廃で、餌がないのです。この夏の猛暑で山の食べ物も不作だったらしく、お腹を透かせて冬眠前にクマたちもたいへん・・・
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紅葉まっさかり
2010-11-04 Thu 21:48
紅葉101104

山の色がずいぶん変わりました。

今年は遅い紅葉ですね。

・・・・・そんな季節の変化も、今年はうわの空で、頭の中は他のことを考え中・・・
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茶番の後始末
2010-11-03 Wed 23:22
清津の古道付近
清津の古道

雨のために流量が多い清津川。紅葉は今が盛りです。
流量豊かな清津川は本当にきれいなのに・・・

明日、夕方のTenyで水問題の特集あります。ご覧ください。

清津川・魚野川の水環境は、何が問題なのか、どうしたら解決できるのか、それを科学の目で検討するのが
清津川・魚野川流域水環境検討協議会のあるべき姿だったと思う。


しかし、実際は全く違ったもので、時間と県費の浪費だった。

県の行政レベルと県民の話し合う力が、まったく不足していたし、協議会の設定に恣意的な悪意さえ感じる。

東電の放流素案だけを試験するなんて、望んでなかった。何のための5年間だったのだろう。

今は、腹が立つより、あきらめの境地です。新潟県民であることが少し嫌になってしまった。

この後始末は、どうしよう・・・




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これが合意形成?
2010-11-01 Mon 16:31
朝日新聞から

「清津川へ放流増」で県と2市調印へ 湯沢発電所水利権
2010年10月30日

 清津川(十日町市)の水を発電に使った後、魚野川(南魚沼市)へ流す東京電力湯沢発電所(湯沢町)の水利権をめぐって、下流の両市が対立している問題で、十日町市の関口芳史市長と南魚沼市の井口一郎市長は29日までに、清津川へ放流する水を増量することで合意した。

 この問題をめぐっては、来月上旬にも、泉田裕彦知事と両市長による2回目の三者会談が開かれる。この席で3氏は、(1)魚野川流域の水資源を確保する抜本策に向けて、県と南魚沼市で委員会をつくる(2)抜本策ができるまでの暫定措置として、清津川への試験放流の増量を検討する。南魚沼地域に支障のない範囲とする――ことについて、協定書に調印する見通しだ。

 現在の試験放流は、清津川の渇水対策のために5年前から実施されている。清津川から最大で毎秒6.121トン取水し、季節によって毎秒0.334~1.078トンを戻すというもの。十日町市内で28日に開かれた「清津川・魚野川流域水環境検討協議会」は、清津川の河川環境に「効果があった」と結論づけた。

 今後はこの数字をベースにして、清津川への増量をさらに検討することになるが、十日町市側が「検討協に提案した毎秒1.68~2.94トンの常時放流をたたき台にしたい」としているのに対し、南魚沼市側は「清津川への放流は、年平均で毎秒1トン未満に収めたい」としている。増量する数値については、なお曲折が予想される。

 湯沢発電所の水利権は、今年末で期限が切れるが、県による地元意見照会の段階でストップしており、いまだ許可が下りていない。東電は来年1月1日からの水利権について、現在の試験放流の内容通りに、11月中に国土交通省北陸地方整備局へ申請する。期間は20年間。県と両市の議論の行方によっては、流量の変更はあり得るとしている。(服部誠一)



どう考えても、「1トン未満」って今と変わりないのですよ。

結局、南魚は「抜本策」という公共事業をゲットしただけで、痛み分けではない。

確かに東電素案よりは増えるけど、すっきりしません。
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