FC2ブログ
人に人としての尊厳があるように、川にも川としての尊厳がある。人と川がお互いを尊重する関係とは?を考えています。
文化財の学習 その2
2008-08-31 Sun 13:14
昨日の続きです。

文化庁の文化財検索で清津峡を見ると

市区町村: 南魚沼郡湯沢町
中魚沼郡中里村


とあって、清津峡が湯沢町と中里にまたがっていることがわかる。というか、町村境界がいまだに決まってないため、こういう書き方になってるらしい。

けど、市町村合併して3年以上もたつんだから、中里村でなくて十日町市にしてもいいですね。

管理団体: (農林水産省) は、国有林だから大家さんが管理団体になっているわけ。

指定基準: 名6,地1,地9,地7 という記号みたいな表示は・・・この指定基準とはどんなものかというと・・・・

これは、「文化財保護の手引き」の中にそれぞれの種別ごとにちゃんと決めてあって、名6の意味は、

名勝の6番目にあるとおり

六 峡谷、瀑布、渓流、深淵 に該当しているということ。

そのあとの 地1,地9,地7 は同じく、

地質鉱物の

(一)岩石、鉱物及び化石の産出状態
(九)風化及び浸食に関する現象
(七)岩石の組織


に該当していますということ。

近くに住んでいてもこうやって正しく価値を調べる機会ってなかなかありません。勉強になります。 σ(^◇^;)


文化財は全国で3009件が指定されていて、そのうち重複しているものを1件にカウントすると2855件・・・つまり、150くらいはダブル・トリプルで重複指定になってる。十日町市には国宝はじめ貴重な文化財が7つもあるのだから、ちゃんと受け継いでいかないとね。


スポンサーサイト
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
文化財の学習
2008-08-30 Sat 15:22
事の起こりは十日町市の広報紙「だんだん」の資料編にあった十日町市の文化財という表の記載だ。有形・無形文化財、民俗文化財、記念物にわけて、国指定・県指定・市指定の数が入っている。

この中で、国指定の記念物のところを見て「あれれ?」と思った。

史跡 0
名勝 2
天然記念物 0

となってたからだ。私はず~っと清津峡と七ツ釜は「名勝天然記念物」だと思い込んでたし、文章にもそう書いていた・・・天然記念物 0 とはどういうことだろう・・・

市役所に聞いてみたら、「博物館の人が言うにはこれでいいそうです」と返事がきた。

う~ん・・・文化財の指定を学習しなくちゃ・・・

文部科学省の文化庁のHPには、国指定文化財検索ツールがあって、清津峡を検索したら下記のように表示される。


名称: 清津峡
ふりがな: きよつきょう
種別: 名勝
種別2: 天然記念物
都道府県: 新潟県
市区町村: 南魚沼郡湯沢町
中魚沼郡中里村
管理団体: (農林水産省)
指定年月日: 1941.04.23(昭和16.04.23)
指定基準: 名6,地1,地9,地7
特別指定年月日:
追加指定年月日:


解説文: 清津川ノ上流ニアル延長約二〇粁ノ大峽谷ナリ美麗ナル桂状節理ヲナセル■岩ト堅緻ナル緑色凝灰岩トハ峽谷成立ノ主因ヲナセリ山腹山上ハ概ネ欝蒼タル密林ニ蔽ハルゝモ峽底ニハ到ル處峨々タル岩石ヲ露出シ處々ニ飛瀑ヲ懸ク


フムフム・・・そうか、指定の種別が「名勝」で種別2が「天然記念物」なんだ。この指定方法では、種別1のほうをカウントするらしい。

名勝というのは「風景・風致」のことですね。天然記念物というのはそのとおり「天然のモノ」です。だから○○の大ケヤキは指定種別が「天然記念物」になっていて、種別2がない。△△海岸のときは、種別が「名勝」になっていて種別2がない。××遺跡なら種別は「史跡」となって種別2がない。

清津峡の場合種別は「名勝」で種別2にわざわざ「天然記念物」をダブルで指定している。
これはどうしてか・・・・

指定年月日を見ると・・・昭和16年・・・このときのいきさつは・・・中里村史にある。
(村史通史編下巻P448)

渓谷の岩質は地質学的にも貴重な存在であるとし、天然記念物指定地となる価値は高いと判断された・・・・(略)・・・清津峡の岩石は500種類にも上る。

つまり景観のみでなく、そのものの学術的価値が評価に値するという調査結果だった。

当時は現在の文化財保護法の前身、「史跡名勝天然記念物保存法(大正8年)」で指定されたわけ・・・だから文化庁の検索では解説文のところにはカタカナ交じりの難しい日本語がかいてあるのだね。


さて、現在の文化財保護法では、総則に第2条(文化財の定義)で

4 貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅その他の遺跡で我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの、庭園、橋梁、峡谷、海浜、山岳その他名勝地で我が国にとって芸術上又は鑑賞上価値の高いもの並びに動物(生息地、繁殖地及び渡来地を含む。)、植物(自生地を含む)および地質鉱物(特異な自然の現象の生じている土地を含む)で我が国にとって学術上価値の高いもの(以下「記念物」という。)

とあり、地質鉱物も記念物として定義しています。


第7章史跡名勝天然記念物、第109条(指定)では

文部科学大臣は、記念物のうち重要なものを史跡、名勝又は天然記念物(以下「史跡名勝天然記念物」と総称する。)に指定することができる。

と、これまた曖昧な書き方。


私的には、「柱状節理と水の流れと動植物も含めた景観」、「地質鉱物」の両方の価値が
あるのでは?と思います。総合的な価値ですね。

カウントするときは1個だからやっぱり「名勝天然記念物」としてカウントしてほしいね。

別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
夏祭りの風景その3
2008-08-30 Sat 14:04
昨夜、市役所で3時間ぶっ続けの結構エネルギーを消耗する勉強になる委員会が終わって、帰路、山崎神社前を通ったのが9時半。

香具師の出す店が並んでる通り。綿飴やイカ焼きの匂いがまじってる・・・(家に帰るのを忘れてフラフラと)車から降りた。

山崎祭りB

夜店はやっぱり見てみたくなる。子どもたちが嬉しそう。


ちょうど花火大会のクライマックス、残り3発の大スターマインというGOODなタイミング!

山崎祭り

神社に上る階段にボンボリが灯っていて、そのすぐ真裏でスターマイン・・・火の子飛んできそうな・・・アグレッシブ!
細かな雨が降っているのに、たくさんの人が拍手で閉めて今年も花火が終了。

夏祭りが終わるとすっかり秋の空気・・・

別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
オオツヤハダコメツキ
2008-08-29 Fri 13:44
オオツヤハダコメツキ
オオツヤハダコメツキB

コメツキムシの仲間でも大きいタイプ。2cmくらいある。背中の矢羽模様とツヤッとまるいフォルムがいいですね。

さて、こちらは晴れているけど、停滞した前線に湿った空気が流れ込んで東海・関東・北日本は、記録的大雨。1日雨量が280mmというのはスゴイ!これはもう逃げるしかない。17万世帯に避難勧告といってもどこに避難するの?すごいことになってる。

雨害に強いまちづくり・・・高床式の住宅とか、各戸で貯留する施設とか、地下浸透を早める場所とか・・こんな雨とこれからは付き合う工夫をしないと・・・

別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
総合的治水
2008-08-28 Thu 21:06
今朝の朝日新聞の私の視点に沖 大幹(おきたいかん)東大教授(水文学)が投稿している。


治水対策 あふれることを前提に

地球温暖化問題で、温室効果ガスの排出量削減が課題になっているが、一方で温暖化による被害を抑える適応策と呼ばれる対策も重要だ。私も作成にかかわった。「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第4次報告書は、排出量を減らす緩和策と対応策について「互いに補完し合い、気候変化によるリスクを 大きく低減することが可能」と位置づけた。では温暖化で大雨による洪水はどれだけ
増え、どう対応したらいいのか。

国土交通省は、社会資本整備審議会に「気候変動に適応した治水対策検討小委員会」を 設置し、6月に答申をまとめた。私も委員の一人として参加した。

答申は、温暖化が進んだ場合、100年後には
▽ 年最大の1日当たりの降水量が現在の1.1~1.3倍に増え、特に北海道や東北地方で倍率が高くなる。
▽ 現在は200年に1度起きると想定している規模の洪水が90~145年に1回の頻度に高まり、浸水やはんらんの危険性が増大する。____としている。その上で、ダムなど河川改修を進めたいとに加え、川があふれた場合に備えた対策や、洪水時の危機管理の 必要性を強調した。

国の従来の洪水対策に、この考え方がないわけではなかった。80年代後半に打ち出された「総合治水」だ。ダムと堤防だけでなく、あふれた水を遊水池に入れたり、貯留施設に雨水を貯めたり、予警報を高度化して人的被害を減らしたり、といったあらゆる手段で被害を 最小限にする手法だ。だが、こうした対策は、都市化が進んだことで地面にしみこまない雨水の流出量が増え、河川の拡幅もままならない都市河川に限られた。利根川など大半の河川はダムと堤防強化で対応してきた。

しかし、河川事業予算は96年度のピーク時に比べ半分近くに減り、事業は遅々として進まない。例えば利根川には、200年に1度の大洪水にも対応するため、ダム建設と堤防強化を 中心にした整備計画があるが、実際には30年に1度の中規模洪水に対応する工事でさえ、約6割しか達成されていない。

現行計画すら達成のめどがたたないのに、温暖化の影響を加味してダムや堤防の計画をかさ上げするのはあまりに非現実的だ。水があふれ出ることも念頭に置き、現実を見据えた総合的な治水に転換する必要がある。

その際、いくつかの課題がある。一つは、最重点で守る地域と、地域全体の壊滅的な被害を防ぐために、いざという際にははんらんを許容する地域をどのように分けるかだ。 住民の理解を得たうえで、必要に応じ補償することが必要になる。

もう一つは、リスクの高い土地の開発を制限するなど、個人の住まいに関する規制が求められることだ。土地や住宅の販売時に、はんらんリスクを消費者に説明することも 必要である。

関係省庁や地方自治体が一致して取り組まなければ解決しない問題ばかりだが、人口が減少に転じて住宅地に余裕ができるこれからがチャンスだ。

以前は洪水になれば住民総出で土嚢を積み、川を見張って安全を守った。今は豪雨時にも仕事に出かけ、残った児童や高齢者が危険にさらされている。地震と異なり、台風などに伴う豪雨の危険性は事前にわかるようになってきている。洪水の恐れがあれば仕事や学校を休み、都市の機能も一服すれば、被害が減り人命が救える。そんな余裕を持った社会にすることも考える価値がある。


ハード治水策の限界をまったりと説いてくれてますね。  

別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
夏祭りの風景その2
2008-08-27 Wed 22:35
アートA

夕暮れ時、清津川沿いのとある集落。夏祭りの提灯が・・・たくさん人が集まってる・・・

何やってんだろう・・・(仕事わすれてフラフラと)見に行った。

アートB

神事?みたいだけど・・・誰この人?シャーマンみたいな格好で。
神主さんがおはらいすることはあるけど、こんな神事はありませんよ。

アートC

踊りだしたよ・・・ここの集落の場合、神社のお社がなくて、石で作った祠に神様がいるのです。

なんだか見てるうちに「この神様にこのお祭りでよかったんだっけ?」と違和感・・・カトリックの教会で祝詞をあげてるような・・・イスラムの教会でゴスペルやってるような…村の祠の前で卑弥呼の踊り?ミスマッチなんだ・・・

これはアートトリエンナーレのイベントの一種。踊りのアートらしい。

アートD

観ている村人が楽しそう・・・懐が深いなぁ・・・

いろんな文化って、受け継がれるもの(変化しない伝統)と、受け入れる間口(変化を取り入れる気質)の広さがあいまって、絶えず進化するんだろうね。

ま、神様のほうも踊りを奉納してもらってご満足でしょうし・・・

別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
8月にしては豊か
2008-08-26 Tue 16:04
四国は渇水でダム貯水率がピンチというニュースをしている。反対にこの夏、関東東北は平年より雨が多い。

8月にしてはとてもリッチな流量の清津川・・・清津橋から見ると、

№9地点
№9地点080826

このとおりです。水位が下がっていた今月初めの写真はこれ・・・

№9地点080801

水の厚みが違う。

信濃川合流地点方向をみたものは、今日の様子が

№9地点B080826

8月1日は

№9地点B080801

ずいぶん違う。8月は雨に救われたネ。岩魚の産卵期もこのくらいあってほしい。

試験放流調査は今年も流量が多すぎて参考になるデータが取れないだろう・・・両方の川とも流量は多いから・・・

別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
知事の発言
2008-08-25 Mon 13:59
この秋、10月19日は新潟県知事選挙だ。選挙が苦手の私だけど、選挙前後の候補者の言動には興味がある。2期目の立候補を表明している現職泉田裕彦氏の言が今日の地元新聞にある。

十日町出身の県会議員の後援会総会で特別ゲストとして45分の講演をしたもので、中でとっても気になったのが・・

・・・(略)・・・現在日本は燃料と食糧の危機に陥っている。地球は65億人が豊かに暮らせるほど広くはない。これは危機かチャンスか、食糧供給基地を持つ十日町市にはチャンスである。2百億円あれば耕作放棄地を復帰できる。首都圏に地震災害が起きた時に避難する人を受け入れる防災グリーンツーリズムを検討している。…(略)・・・

これって、ある意味すごい発言です。特に赤い字のところ・・・確かに、首都圏で地震が起こる確率が高い、いつ起こってもおかしくないと言われてるけど、そのための受け入れ準備をすると言ってるのだ。

3年間に2度の大地震に遭い、壊れた家を再建できなかった人が都会に流出した新潟県の知事発言としては興味深い。しかもグリーンツーリズムとして(明らかに農村経済の起爆剤にというのか)・・・。

先見の明と言うべきか、他人の不幸を待っているというべきか、現実味があるのかないのか・・・発想としては面白いけど・・・

中越地震の時、仕事のある人は地震の次の日から出社していたし、家が壊れた人も車の中や避難所から仕事に出ていた。地震で困っても、仕事や家屋敷や田畑・・・その地を離れられない事情がある。

東京で大地震が起きた時、そんなものを棄てて疎開するのはどんな人たちだろう・・・子どもたちだろうか…団塊の世代だろうか・・・高齢者だろうか・・・

別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
夏祭りの風景
2008-08-24 Sun 13:01
夏祭り
小出諏訪様

神様の名前の付いたブログを書いてる私は、全く信仰心のかけらもなく、神も仏もいるはずないと思っているけしからぬ人間だ。

でもこの地方の各集落にはたいてい一つずつ神様(お社)と仏様(お堂)があって、そのほかにも道祖神やサイの神や十二様やありとあらゆる神仏がいらして、ほんと熱心な村人が折々に祭りをする。

自然の中で農業の恵みを得て生活する=神仏の中でご加護を受けて暮らす とっても普通の日本の農村風景・・・これって、自然に対する畏敬や感謝の現れなんだなぁ・・・

集落の夏祭りメインは夜。祭りの日は親戚や友達を呼び合うので、どのうちも長いお膳にいろんな人が座って飲んだり食べたり賑やか・・・ひととおり宴がすんだ8時頃頃に諏訪様に金魚すくいや綿あめ、川魚の炭火焼、焼き鳥、おもちゃなどを売る成年会のお店が出て、大人も子供も楽しむ。賞品付きカラオケ大会や演芸があって夜遅くまでやってる。

限界集落という言葉通りの高齢化と若手の流出で、こういった地域の行事の担い手がうまく世代交代できない。去年と今年はアートトリエンナーレで来ている学生たちが祭りの支度を手伝ってくれた。

別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ハナマタタビ
2008-08-23 Sat 15:48
ハナマタタビ
ハナマタタビ

このあたりの山にはまたたびが多い。この頃になると葉が白化してよく目立つ。つるにはドングリ型の青い実がついて、塩漬けにしたり、焼酎につけたりする。断面はキウイと同じように種が輪になって並んでいる。

実が育つときにマタタビミタマバエが卵を産むと、写真のようにいびつな実になって虫えい果となる。同じツルの実がみんな虫えい果になっていることが多い。これをハナマタタビといって、ふつうのまたたびより薬効があるとしている。

猫にまたたびというけど、花が咲いている時や、熟した実は甘いいい匂いがして、猫でなくても惹かれる。
別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ラフティングワンコ
2008-08-22 Fri 20:59
この数日間、県内には大雨の注意報や警報がでたりして8月にしては降雨が多かった。

おかげでびっくりするほど流量が多くて、ボート乗りがやってくるほど・・・

犬?

この写真、矢印のところに犬が乗ってる。いいなぁ・・涼しそうで・・・

8月の清津川にしては珍しい写真です。
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
穴あきダムについて
2008-08-21 Thu 12:51
昨日の朝日新聞の「私の視点」欄に 京都大准教授(水工水利学)角 哲也氏が書いている。

穴あきダム 自然に近い利点を生かせ 

7月17日の「私の視点 ワイド」に今本博健氏の「穴あきダム 歴史的愚行に他ならない」が掲載され、課題が多いと主張された。このダムは大きな洪水時のみ貯水し、ふだんは川の流れを変化させない形式である。河川上下流の生態系の連続性を維持し、流入する土砂をほとんどため込まないので埋まることが少なく、持続可能性が高い。

私は従来の「貯水型ダム」と異なる長所を持つダムとして理解を広め、治水対策に有効 に活用すべきだと考える。国土交通省は「流水型ダム」と呼ぶことを推奨している。

流水型ダムの歴史は古く、18世紀にフランスのロワール川に縦スリット形式の治水ダムが建設され、米国では80年以上前に誕生している。ライト兄弟の故郷であるオハイオ州デイトン市に建設されたダム群は、これまで1600回以上の洪水調節を行って市の発展に大きく貢献してきた。ダム下流を人工の淵のような水路構造とし、洪水時のダムからの放流水の勢いを抑えるとともに、平常時の川の流れをスムーズにし、魚の遡上や降下に効果を発揮している。洪水時に水がたまるダム上流の区域は80年の間に樹木が成長し、公園や野鳥保護区となって良好な環境が創造されている。

今本氏は、日本の代表的な事例である島根県益田川ダムを取り上げて「土砂の一部は流れずにたまる」「アユの遡上が阻害される」と指摘しているが、これら課題は今後の改良で十分に解決できると私は考えている。

貯水型ダムでは流入土砂の大部分がダムに堆積する。一般に100年間にたまる砂の量をあらかじめ計算して、大容量のダムが建設される。流水型ダムは流入した土砂を洪水時に自然に排出でき、鉄分など森林から供給される栄養分などもほとんど通過させる。流水型ダムも完成直後はある程度の土砂は堆積するが、それ以降は洪水時に土砂が順次入れかわって次第に流入と流出のバランスがとれる状態に近付くはずだ。益田川ダムは現在その途中 段階にある。

益田川ダムは、ダム直下に副ダムと呼ばれる小さな堰堤を設置して洪水の勢いを抑える方式を採用した。土砂や魚の通過を考慮して、これにスリットが設置されている。 スリット幅が小さいと平常時も水流が速くなり、確かに魚にとってはやや厳しい環境に なるかもしれない。流水型ダムの流れの設計は今後の技術開発テーマであり、米国の事例も参考に、より自然に近づける工夫が出来よう。

流水型ダムは、従来の貯水型ダムとは大きく異なる構造物である。常時は貯水しないメリットを生かして新しい発想で取り組み、河川環境に適合した持続可能なダムを目指すべきだ。


この先生、パワーポイントの説明をUPされてるので見てみると、
     ↓
治水専用(穴あきダム)に関する考え方について

これって、どう考えても維持費も付け足し施設も安くない。ダム本体の上流に流木止めのスリットダムを造って、下流には穴からの水流を減勢する副ダムとプールを造って、ダム本体には2つの穴に摩耗度めのステンレスと万一閉塞した場合の予備ゲート、副ダムにもステン加工、ダム湖の流木や川筋外に貯まった土砂を取り除く作業道も必要という代物。

それに、流木止め・本体・副ダムの3重構造だから、どう考えても環境にやさしいとは思えない。

益田川は紡績工場の誘致のときに漁業権を廃止した川で、工場排水のために魚類の少ない川だから、常時穴から水が流れていると言っても=魚に好ましいとは立証できないし・・・

この規模の穴あきダムを造るくらいなら、下流の堤防整備のほうが確かだと思う。過去の水害による死者は土砂災害だという意見もある。

穴あきダムを活かすといっても、同じようなものを清流川辺川に造ってもアユが上るかなぁ・・・浅川に造っても土砂崩れ常襲地だから、ちゃんと土砂排出できるかなぁ・・・素人考えでも疑問が多いです。

別窓 | 水神様のたまはく | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
形あるものいつか壊れる
2008-08-20 Wed 15:16
最近、壊れたダムの写真を幾つか続けて見ている。

始めは四川大地震の時のひびの入った大きなダムの映像だった。地震の規模からして大きかったから人間の非力さを感じた。すっかりオリンピックでかき消されたけど、避難を余儀なくされた下流住民はどうなったのだろうか・・・

それから、どこだっけかのロックフィルダム・・・接着部が壊れてた映像だったと思う・・・

先月の豪雨では浸水被害を受けた石川県 浅野川の上流にある砂防ダムの写真。(辰巳の会のHPより)

浅野川砂防ダム

全壊してる。自然の力ってすごい・・・これだけでなく、連続した砂防ダムも同様に真中が抜けて全壊してしまった。下流の主計町や湯涌地区などの急激な水位上昇と土砂流入はどうやらこれと関係してるらしい・・・古いタイプの砂防ダムのように見えるけど・・・

電力ダムでは、熊本県の川辺川第一ダム。
    ↓
   熊日

九州電力の施設で最大出力2500kwhの発電所の取水ダムです。1937(昭和12年)年のもの。取入れ口のある右岸側が見事に壊れてる。

信濃川のJR東日本の宮中ダムは同じ重力式コンクリートダムで竣工が1938年だから、ほぼ同年代で、規模が大きいものです。

石川県と熊本県のは地震でなくて、どちらも豪雨で壊れたので老朽化した施設をどうするのかという問題提起でもある。70年~80年モノの施設が今の事情に合ってるか、たまった土砂をどうするのか、メンテナンスが可能なのか、もし決壊したとき下流の安全確保はできるのか・・・・

自然を改変する構造物は、いつまでも作った時と同じ強度を保てるものでなくいつか壊れる。持続可能な自然との付き合い方を考えたほうがいい。
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
大雨の警戒
2008-08-19 Tue 16:52
JR東日本 小千谷電力所の横の国道を10:00頃通過した。

JR信濃川電力所080819

ワイパーも間に合わないほどの降り方で、天気予報通り・・・空が暗いので、ライトをつけて走ってる。

清津川は午後12:00~の4時間雨量が 55mmになったころ、「二居ダムの放流量が20トンを超えました。」と連絡がきた。

16:30の№5地点下流では
№5下流080819

川幅いっぱいに濁流・・・ダム放流をするといつも大きな枯れ木がドンブラコと流れてくる。

うちの集落では放流量が350トンを超えると低い家の車庫に水が上がる。二居ダムは竣工間もないころ昭和56年に600トンを放流した記録がある。それ以後大きな放流はしないが、台風の時など300~350程度の放流をすることがある。

ダムの直下に住むというのはいつも放流量とのにらめっこだ。

2002年に中止になった清津川ダムの計画図では、信濃川との合流地点で1100トンが想定流量とされていた。「いくらなんでもこれは大き過ぎだよ」と大熊元新大教授は苦言してたけど、実際、350トンで村が浸るのだから、1100トンは流れっこない。

中流部の鹿飛橋や猿飛岩付近は本当に川幅が狭く、どう考えても500~600トン流れるかどうか・・・
当時の北陸地方整備局の計算は想定雨量から出していたのだけど、かなり現実離れしていたと思う。

これだけ科学の進んだ世の中、降雨や流量の想定ができないものだろうか・・・
せめて今流れてる流量をピタッと測れるシステムがあってもよさそうなのに・・・
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
蛾が苦手と言いながら・・・
2008-08-18 Mon 20:20
クチバスズメ
クチバスズメB

7月29日のログのモモスズメと同じ形をしているスズメガの一種。よく見かけるヤツです。
蛾は大の苦手だと言いながら、つい写真にする。成虫もだけど、こんなのも・・・

ホソバセダカモクメB


なかなかカラフルな芋虫でしょ?

ホソバセダカモクメという蛾の幼虫。7月の中旬に撮った写真だから、今頃は気持ち悪い蛾になってるんだろうなぁ・・・
別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
広がるナラ枯れ
2008-08-17 Sun 12:09
ナラ枯れ
ナラ枯れ

去年あたりから顕著になってるナラ枯れ。このあたりでは年数の経ったミズナラの被害が目立つ。尾根づたいに枯れているのは、ミズナラが尾根線に多いため。

カシノナガキクイムシが幹に穴をあけて、ナラ菌を媒介するために枯れるということだけど、若い木は比較的平気なようだ。

ミズナラのドングリはいろんな生き物の餌になっているし、ナラの大木の樹洞を利用している生き物もいるから気にかかる。




別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
続・回り灯籠の夕べ実施中
2008-08-16 Sat 11:27
真っ暗な夜を楽しむイベントには、地元に理解ある役所職員や3セクも協力してくださって、作品を制作している。今回はそんな中から・・・

渓谷トンネルA

ハイ、お察しの通り渓谷トンネル職員の作品です。清津峡の水墨画ですね。

渓谷トンネル

こちらは紅葉の清津峡の写真をパソコンで取り込んだもの。職務に忠実ですなぁ・・・

あさがお

これは市役所の職員が作ってくれた朝顔です。のびのび楽しそう・・・

作り手の性格が出ますねぇ・・・

飾り方もいろいろで、切株の上に置いたり、草陰に置いたり、桔梗の鉢と飾ったり・・・日に日にエスカレートしてみんな工夫してる。

ところで、うちの灯籠の前には、

ナスの飾り物

こんなお盆雰囲気プンプンの飾り物が・・・娘のいたずらですヨ・・・ナスはわかるとしても、プチトマトは何でしょ?タコかぁ・・・

別窓 | ならではの産物 | コメント:3 | トラックバック:0 | top↑
昨日の夕立ち
2008-08-15 Fri 15:21
昨日の夕方の増水か・・・

魚野川で増水、中学生1人救助

 14日午後7時すぎ、湯沢町土樽の魚野川が増水し、河川内の岩場に中学生1人が取り残されたと、同町で合宿中だった東京都大田区の少年野球チームの引率者から南魚沼署に通報があった。

 通報で駆け付けた消防署員が約1時間後に救出した。ほかに7人が川の向こう岸に行って戻れなくなっていたが、南魚沼署員が帰り道を誘導し無事だった。8人にけがはなかった。

 同署の調べでは、8人は中学1―3年生でいずれも野球チームのメンバー。午後5時前から魚野川で川遊びをしていた。上流で激しい雨が降ったため、短時間に増水したとみられる。


新潟日報2008年8月14日


土樽には国交省の降雨と水位の観測施設があって、HPで見ることができる。

14日の17:00降雨が11mm近くあって、水位は30cmくらい上がってる。中学生でも危ないくらいですね。

このくらいの降雨が魚野川下流ではストレートに見えない。この日の中之島の水位計はほとんど変化がなく、六日町の観測所では6時間後にようやく水位が上がる。観測の精度の問題か、川の特徴か、雨の降り方か・・・

昨日の夕方の雨は、清津川上流でも時間降雨21mmあって、本来なら二居ダムはその流れ込み分を1日遅れで今日、放流するはず・・・ちょうどお昼頃に水位はあがるかな・・・と観察してたら、全く増えない。このところの干天でダムのロスが大きく、穴埋めにされちゃったのだろうか・・・どこに行ったのか昨日の雨の分は清津川下流にこない。やっぱり二居ダムも下流の渇水の要因になっていると思う。

毎日、降雨と水位の関係とにらめっこ・・・
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
回り灯籠の夕べ実施中
2008-08-14 Thu 13:56
回り灯籠の夕べは、(もちろんお客さんも楽しんでるが)山奥のこっそりとしたイベント・・・でも結構やってる地元民が楽しんでる。今回はご近所の作品をいくつか・・・

kazusaku.jpg

お子様のいる家庭では、こんなかわいい虫たちが登場。

kinuksaku2.jpg

植物好きさんはつゆ草に蛍という絵をスクリーンに描いてる。なかなか絵心あるでしょ?

kinusaku.jpg

これはテッセンですね。カラフルです。

あんどん

回り灯籠だけでは寂しいということで、このようなあんどんがコースに点々と置かれてる。段ボールと和紙で作る簡易なもの。1個10分でできちゃうので量産しました。このほかにもペットボトルを使ったものやランプをいれたものやいろいろ増えている。

行燈B

凝り性の○さんはやっぱり凝る。セロハンを利用した行燈を作ってる。ステンドグラスみたいでなんとなく懐かしいにおいがしますね。

かくして、夕暮れ時になるとみんないそいそと明かりを灯し、自分の作品にフフフ・・・と、こっそりご満悦・・・

田舎の暗闇は楽しめる資源だねぇ・・・
別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
続・水利権更新期限の変更
2008-08-13 Wed 15:01
さて、今回の水利使用規則変更で、清津川は救われるのだろうか・・・・

湯沢発電所の当初許可は大正三年(西暦1914年)だから100年ルールが適用されるのは2013年以降の更新時になる。

平成17年(2005年)に現在の許可は切れていて、東電は再申請をしたが実際にはまだ申請書も出せていない状況のまま、毎日取水して稼いでいる。このときの申請では、協議会を尊重し、5年間の期限で申請するということだった。だから、この申請書さえ出てないけど取水の意志はある期間は、2010年までとなる。

東電本社の話では「協議会で決まった放流量で再度更新する」とのことだから、2011年からの取水申請は、100年ルールにわずか2年足りず、悔しいことに東電は20年の期限を主張できることになる。

協議会は、カラカラの清津川を横目に放流量の変更を認めない前代未聞の「5年間東電素案の試験」と化しているので、このままいけば、2030年まで、清津川の流量は今より増えないことになる。

今でも心配される絶滅危惧種や魚類はまず救えない。雨が降るたび泥水を使う流域の暮らしを救えない。

第一測水所080813

今朝の第一測水所。行政では法を変えてもこんな川に水を戻せないのだ。何の解決にもならない。

ほかの手段考えよう・・・

別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
水利権更新期限の変更
2008-08-13 Wed 14:37
昨日付の国交省報道発表に、「一級河川における発電水利使用の許可期間の変更等について」があり、河川法の施行(水利使用規則)に変更通達が出された。

今まで、灌漑や水道など他の水利使用は、10年ごとに見直しの更新をしているけど、なぜか発電だけはこの期限が30年ととても長いものだった。基本的に発電は位置エネルギーのみを利用し、発電後の水は元の川に戻るため消費されることがないから?という考え方をするかららしい。

でも実際には河川水のほとんどを取水し、導水路で引水して直結された発電所を次々と経由するため、本川に長い減水区間ができる。これはある意味、還元が期待できる灌漑取水よりはるかに川にとって負荷が大きい。30年間もこれが見直されないことは、流域にとって人一代(ほぼ一生涯)の苦悩となる。

全国で発電取水による弊害が多くあり、事業者も法の上にあぐらをかくずさんな取水や報告をしてきたため、今回の変更になったものだけど、この陰にはもちろん清津川を含めた多くの水利権問題に取り組む人々の働きがある。

今回の変更では、更新期限は30年から20年に短縮。100年ルール(当初許可から100年を経過したものは10年ごとの更新)は94年通達のまま。…個人的にはすべて10年とするべきと思う・・・

他に10年ごとに、河川流量・取水実績・維持流量の放流状況・河川法許可に係る手続きの遵守状況・工作物の工事履歴・洪水時の対応状況・異常渇水時の対応状況などを報告することになる。

これって、今まで私たちが国に指摘した湯沢発電所がやってきた東電のズルの数々に当てはまるかも・・・

河川流量・・・・東電の河川流量の測定がデタラメ。普通では考えられない大きな渇水比流量を算出できるデータ。豪雪地で測定不可な地点の記録を定期的に提出。野帳等の保管がされてない。

取水実績・・・・水利規則に反して毎日測定せず、ず~っと発電量の逆算値で出してた。ず~っと超過取水してた。逆算値と実測値が存在したため、下流灌漑許可が魚野川データと清津川データの2重帳簿状態になって更新されてる。(チェックできてなかった許可権者にも問題アリ)

維持流量の放流状況・・・・これまで維持流量はゼロだった。渇水時の清津川下流からの放流要請には、土改との約束数値でない量で放流をしていた。(下流に対する背信)

河川法許可に係る手続きの遵守状況・工作物の工事履歴・・・・法手続きをしないで施設改築。これは計器の設置とか・・・そうそう、過去における取水量のリミッター処理もこれに係るか・・・

洪水時の対応状況・・・・(清津川の洪水時対応は湯沢発電所より、電源開発に問題アリ)

異常渇水時の対応状況・・・・H13にようやく「清津川異常渇水時における放流要請対応手順書」が交わされた。それまでは渇水のたびに貢物持って東電に頭を下げた屈辱の連続・・・

それから、発電用に許可された水を灌漑に分水していた目的外使用。これって、渇水に苦しんできた清津川流域にとっては許し難い。ほかの流域では、こちらが知らない間80年間も清津川の水で、苦労なく田んぼが作れたんだから・・・水利権って何だろうと思う。

小さな清津川のわずか6.12m3/sの取水でも、これだけの所業があるのだから、中電のダムや東電塩原発電所など、全国には星の数のズルがあるわけで・・・このくらいの通達で改善されるんだろうか・・・
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
政府の調査
2008-08-12 Tue 15:16
内閣府の水に関する世論調査
     ↓
水に関する世論調査

を見ると、国民意識ってそんなに低くない(国民は行政が河川整備計画を決めてやらないとどうしようもないような馬鹿でない)と思う。エコな水利用も、もったいない感覚も、環境保全の要望もしっかり調査結果に反映されてる。

この手の政府の調査ではなぜかいつも水力発電についてはほとんど触れられない。実際には日本の川のほとんどが、電力会社によってせき止められてよどみ、導水路に水をひかれ、減水し、あるいは急激な放流で増水し・・・川らしい姿が著しく損なわれているのに・・・・

日本の水資源
   ↓
日本の水資源

を見ても、水力発電の部分は少なく、その弊害には触れてない。

古くなった発電施設や堆砂で埋まったダムを今後どうするのか、減水で損なった環境をどうしていくのかを含めないと整備計画や基準流量は出せないのに・・・

別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
無心に食べる
2008-08-11 Mon 11:21
渓谷トンネル入り口付近
渓谷トンネル入り口

二居ダムの放流もおさまり、水位は下がって昨日の午後の様子がこのくらい。

今朝はさらに10cmくらい低下。

上流で取水している東電と電源開発さん、8月中は毎日川遊びをしている人がいますから、不規則な放流には十分注意してください。河川管理者の新潟県河川管理課さん、他県の轍を踏まないようにしましょうネ。

さてと・・・今日の写真は・・

キリギリス
キリギリス

炎天下の道の真中でお食事中です。人がまたいでも逃げないでバリバリ食べ続けてる。私がカメラを近づけると、片側の眉をあげてチラッとこちらを見て、それでも食べている。

何を食べてるのかと思ったら、道で踏まれてペシャンコになったキリギリスを食べてるの。共食いだわ・・・草ばかり食べてるのかと思ってたら、しっかり肉食なのです。

あんたもペシャンコの餌にならないようにね。
別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
新潟日報の社説
2008-08-10 Sun 13:14
昨日の新潟日報の社説が次のようなもの。

豊かな水資源 この潤いを未来に残そう

 人は水なしで生きていけない。人体の60-70%は水だ。補給できなくなれば命にかかわる。食料も水がなくてはできない。料理に洗濯、風呂、トイレ。生活にも水は欠かせない。
 日本は、世界でも水資源が豊かな国の一つだ。国土の約三分の二を占める森林が保水の役目を担い、人々に水の恵みを分け与えてきた。
 しかし、これからもずっと安心とはいえないようだ。国土交通省の二〇〇八年版水資源白書は、人口減などで将来の水需要が減る半面、地球温暖化の進行など気候変動の影響によって渇水の危険性が高まると予測する。
 白書は、過疎化や高齢化の進展が水源地域維持に与える問題も指摘する。水源保全には山や森の手入れが必要だが、日々の暮らしの中でそうした作業を手掛けてきた集落の住民が減り、維持が難しくなっているというのだ。
 水をめぐる問題は幅広い。気候や水源を守る仕組みだけでなく、災害や事故が起きた時の水の確保、水質の向上なども含まれる。これらに対応し、水を有効活用するため、白書では総合的に水資源を管理するマスタープランの策定を提唱する。当然のことだ。
 国交省によると、マスタープランは国連の取り決めにより加盟国が作ることになっている。環境省や農水省、自治体などと協力し、主要河川の流域ごとに策定する方向という。縦割りを排した有機的な連携で地域の実情を踏まえた中身のあるものにしてほしい。
 こうした取り組みは、水不足に悩む世界の国々にも役立つ。白書では世界の水問題解決に日本が貢献する必要性にも言及している。積極的に水資源国の知恵を公開し、支援の手を差し伸べてもらいたい。
 国連開発計画(UNDP)がまとめた「人間開発報告書二〇〇六」によると、世界で安全な飲料水を継続的に利用できない状態にある人は十一億人にも上っているという。
 一方、食料自給率が低く、大量の農産物や食品を輸入している日本は「水輸入大国」という見方もある。食料を通じて間接的に水を輸入していると考えることができるからだ。
 取り巻く状況を見渡せば、海外の水不足解決に向けて日本が行動することは責務ともいえる。
 昨年、大分県別府市で初めて開かれたアジア・太平洋水サミットで、水問題解決への各国の努力を促す「別府からのメッセージ」が発表された。そこには「安全な飲料水と基本的衛生設備を入手することは基本的人権であり人間の安全保障の基本」とある。
 猛暑の夏。豊かな水の恵みにあらためて感謝しながら、未来と世界が潤うことの大切さを考えたい。

[新潟日報8月9日(土)]


マスタープランの現状もいまいちつかめてないし、ずいぶん盛り込みすぎて何が言いたかったのかわからない文章だけど、森林と潟と海の郷である新潟県のメジャー紙として、水問題を取り上げるのは地元紙の使命ですね。

水問題と一言でいうけど、私は地域問題・・・つまりケースバイケースな解決法があると思ってる。日本でよかった技術がそのまま世界各地に通じることはないし、反対に欧州の水政策を導入して日本の事情に合うわけでない。バイカル湖にはバイカル湖の対策が要るし、信濃川には信濃川の方法でないと合わないのだ。

唯一つ共通して言えることは、何千年も流域(水域)の人がやってきた水(自然)との付き合い方に学ぶということ。山や森の手入れも、水の有効利用も、治水も、水質保全も、すべて災害とめぐみの繰り返しの中で先人たちが培った方策があった。実近わずか100年間、人の都合だけで水利用を進め、水を抑え込んだ結果が、今の水問題だと思う。先人の知恵(自然との共存)を生かす技術協力はどんどんやってほしい。

タイトルは「豊かな水環境 心の潤いを未来に残そう」がいいですよ。



別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
回り灯籠の夕べ
2008-08-09 Sat 22:25
夕暮れに回り灯籠を点灯した。

回り灯籠の夕べB

ほんとに暗いから、小さい灯籠26個では寂しいくらい・・・でもその暗さが魅力なのです。

回り灯籠の夕べA

それぞれの灯籠が闇の中でゆっくり回って・・・柔らかい時間が流れて・・・ま、改良点もいろいろ見えてきたし、オリンピックの中継より面白そう・・・


別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
後のまつり
2008-08-08 Fri 11:03
清津川第一測水所
第一測水所080808

今朝の定点写真・・・まだ二居ダムの放流が続いているようで、濁りのある流れです。かなり流量もあって、水位計のゲージが沈んでいます。今日は清津川・魚野川流域水環境検討協議会の放流調査日だったはず・・・これだけあれば流観はむずかしいかも・・・

さて、蝶ぎらいの私がなぜか気になるのがシジミチョウです。(^-^;

あれれ・・・見かけないシジミだなぁ・・・
フジミドリシジミ

と思って撮ったけど、残念ながらこの角度だけです。ずいぶんスレた個体だったので、手を抜きました。後で調べたらフジミドリシジミ?かな・・・
ああ、ねばって表も撮れば良かった、もっと違う角度でも撮れば良かった・・・

後悔してもしょうがない。いつもそこにいるわけでないし。生き物の記録はほんとに厄介・・・

別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
申請書を出すということ
2008-08-07 Thu 11:43
日本で最初に撤去されるはずだった熊本県の荒瀬ダムは、新知事の「もったいない」との意向で継続するかどうか宙に浮いている。前知事のときにわずかな発電よりも河川環境改善を選んで撤去を決め、その費用を捻出するために7年間の水利権の更新を行った。それを反故にしてまで「もったいない」とはどういうことか・・・熊日の記事↓

カギ握る水利権 荒瀬ダム問題 継続ヘ県の更新必須 漁協反発 同意は困難?

 浦島郁夫知事が撤去方針を撤回した県営荒瀬ダム(八代市)を利用し県企業局が発電事業を継続するには、水利権の更新が絶対条件となる。
これに対し、ダム撤去を求める地元漁協は反発を強めている。水利権とは何かを整理し、攻防の意味を探る。
 「川の流水を占用する権利」と定義づけられる水利権は、明治期の法整備以前から農業用水などで認められていた権利。ダムや堰、ポンプなどで河川の水を相当量使うには、原則として河川管理者の許可を得なければならず、河川法に基づく手続きが必要となる。
 主な目的は、①水力発電②かんがい(農業用水)③水道④工業用水など。漁業を営むための漁業権などと違い、あくまで川の水そのものを使う「水利使用」の権利とされる。
 許可を与えるのは原則として河川管理者で、一級河川の球磨川は国土交通大臣。許可期間は通常十年とされているが、発電事業だけはおおむね三十年。荒瀬ダムは当初、旧河川法下で五十年間の水利権を得ていた。初めて更新した二○○三年は、潮谷義子県政下でダム撤去が決定していたため、県は七年間の水利権を申請。一○年三月末を期限に許可されていた。
 このため蒲島知事が今後、ダム存続を最終決定すれば再度の水利権更新が必要となる。しかし、球磨川でアユ漁などを営む漁業者でつくる球磨川漁協は更新に同意しない意向で、知事や企業局に強く抗議している。
 同漁協の大瀬泰介組合長は「組合員や地域住民が期待していたのはあくまでダム撤去。漁場環境を抜本的に回復させるには撤去しかない」と訴える。
 漁協など河川使用者の同意は、水利権を新規に許可する場合には法の要件となっている。ただ、更新の許可に当たっては「同意が必要かどうかはケース・バイ・ケース」と国交省九州地方整備局。今後の水利権の取り扱いは「実際に申請が出た後、総合的に判断するしかない」と、微妙な言い回しだ。
 現在の水利権が切れるまで残り一年八カ月。手続きに必要な期間を考慮し、蒲島知事は年内にダム存続の可否を判断するとしている。発電の継続に意欲をみせる県企業局の上野信一局長は「国交省や地元八代市、球磨川漁協などとの協議を重ね、理解を求めていきたい」と話している。

水利権更新をめぐる綱引きは、これからさらに本格化しそうだ。(小多崇)

熊本日日新聞2008年8月1日朝刊


申請書を出すということ=取水の意志がある というとらえ方をするので、この場合、熊本県が更新申請すれば許可権者は審査に入る。遊休水利権にはならないから、当然、発電は続けることになる。ダムを撤去するには、申請書を出させない=権利の消失にしないといけない。国交省の「総合的に判断するしかない」は「ほぼ申請通り許可する」ということの遠回しの言い方だ。
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ギンモンスズメモドキ
2008-08-07 Thu 11:10
ギンモンスズメモドキ
ギンモンスズメモドキB 

蛾は大嫌いだ。子どもの頃から・・・ でも、蛾の世界は奥が深い。特に造形の目で見ると面白いものが多い。

ギンモンスズメモドキの止まっている時はシャトルみたいな形・・・白い紋の入り方はなかなかいいでしょ?しかし、このイワシのしっぽみたいなのは何だろう・・・どうしてこの形になる必要があったのだろう・・・
別窓 | ここの住人たち | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ゲリラ雨か・・・
2008-08-06 Wed 10:51
清津川 第一測水所下流
古道付近080806

川幅一杯の濁流になってる。今朝の3~6時の3時間で上流雨量が44mm・・・結構な量です。ここでも一時的に叩きつけるような降り方をしました。ダムを払ったのか、ドブ臭い。

昨日の豊島区でのマンホール事故など、都市型災害の原因になってるゲリラ雨が話題になってるけど、今朝の魚沼の雨も面白い降り方をしてる。湯沢観測所の3~6時の3時間降雨が60mm近くあって、豪雨状態なのに、塩沢の観測所はゼロ・・・山側に降った局地的な降雨ですね。

魚野川も水位計を見ると中之島で20cm近く上がってる。身近に雨がなく川の流量だけが増えるパターン・・・
別窓 | 水神様のたまはく | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
回り灯籠その15
2008-08-05 Tue 20:07
清津川第一測水所
第一測水所080805

夜中の3時間降雨が25mmで、朝は濁って増水・・・カラカラだったから、いい雨でした。

さて、回り灯籠の作品もそろそろ最後です。

流し灯籠A

な、何だこの幽霊のような・・・不気味~~  これも娘の作品ですよ。 精巧にできてるのはいいんだけど・・・

流し灯籠C

回り灯籠に流し灯籠のデザインは でしょ!!まったく、何考えてんだか・・・

流し灯籠B


お花の部分はかわいいけど・・・

「回り灯籠の夕べ」は、9日(土)~17日(日)のお盆期間中、日没~21:00まで灯籠をたくさん設置して、真っ暗な田舎ならではの光遊びを楽しむものです。夕涼みに是非お越しくださいませ。
別窓 | ならではの産物 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 水神様の使いっ走り…みずがみさまのつかいっぱしり… | NEXT