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人に人としての尊厳があるように、川にも川としての尊厳がある。人と川がお互いを尊重する関係とは?を考えています。
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足跡の主
2008-01-30 Wed 20:40
この冬は、テンが餌台にやって来ない。対岸を走っているのは目撃しているから、周辺にいるのだけど、餌を食べに来ないのだ。自然の中で捕食できるなら、人の与える餌には来ないほうがいいけど、何だかフラれたみたいで、物足りない。今夜もやってきたのは、イタチ。たぶん、毎日、同じ個体だと思う。
いっこ80130

餌を出すと程なく雪の穴から頭を出す。学習したのか、私が餌を並べるのをどこかで見ているようだ。朝、餌台の周りには小さな足跡がいっぱい残っている。
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悠々と暮らしてる・・・
2008-01-29 Tue 22:34
今朝、出勤の途中、家から100mほど離れた道路・・・真横にカモシカがいた。

カモシカ080129


一瞬、目と目が合って  おおぉぉぉ w(*・o・*)w って、車を止めた。

慌てているのはこちらで、カモシカはさして慌てるふうもなく、雪の中をモソモソ矢印方向へ移動。

こちらは、大急ぎでカメラを取り出したけど、お尻しか撮れなかった。
「ストーカーおばさんがまた興味津々で・・・」と迷惑顔で振り返りながら林の中に・・・

この写真の右は崖っぷちで真下に清津川、人間ならこんな雪の上には立たないところ。

毎日のようにカモシカを見る。個体識別ができると面白いのに・・・

十日町中条でカモシカの子を保護したニュースをしていたけど、野生鳥獣だし、天然記念物だから捕獲飼育はできない。文化庁はどんな超法規的措置を考えるのだろう。

草食の大型哺乳類は、天敵もなく増えているんだと思う。
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中津川水力人脈
2008-01-28 Mon 23:27
新潟日報の原発の連載は秀作で、改めて読み直すと、東電にとって新潟の資源の意味が見えてくる。

第1回 東電の悲願 (2007年12月11日掲載)

高度成長で需要急増   水力人脈に活路


関東地方に電力を送る東京電力中津川第一発電所。水力発電をめぐって培われた東電と本県とのパイプは、柏崎刈羽原発建設にも生かされた=11月28日、津南町

 東京電力がなぜ、三国山脈に隔てられた日本海に目を向けたのか。実は本県は既に、水力発電によって東電とのつながりがあった。関東への送電実績は古く、大正時代にさかのぼる。原発誘致の動きには、この水力人脈が連なる。

 「東電がお前に会いたがっている」。柏崎刈羽原発の建設計画が発表された前年の1968年12月。刈羽村長から県議になったばかりの木村博保(79)は突然、先輩県議に声を掛けられた。東電中津川第一、第二発電所の地元、中魚沼郡選出の祢津(ねつ)文雄(故人)だった。

<社長室も顔パス>

 津南町名誉町民として役場に写真が飾られる祢津。昭和時代まで続いた東電の水力発電所建設に伴い、地元の水利権保護に尽力した。祢津を知る同町副町長、滝沢秀雄(67)は「東電の社長室にもフリーパスで入れた人」と話す。

 69年1月、木村は祢津と2人で東電本店に出向く。待っていたのは当時の筆頭常務、小松甚太郎(故人)。水利権交渉で祢津の交渉相手だった人物だ。

 「水力ではもう間に合わない。電力が緊急に要る。原発がないと日本経済がもたない」と小松は理解と協力を求めたという。

 木村は元首相・田中角栄のおひざ元で刈羽郡越山会長も務めた。郵政、大蔵大臣を歴任した田中は69年当時、自民党幹事長を務め、抜群の政治力を誇っていた。木村は「東電は私のバックに角栄さんがいる事情を承知の上で私を使ったのだ」と推し量る。

 東電には、原発建設を急ぐ理由があった。

 56年に始まった神武景気に端を発した高度経済成長期は、首都圏への爆発的な人口流入をもたらす。

 東電の販売電力量は60年が222億キロワット時だったが、70年には約3倍の700億キロワット時を超えている。予想される電力需要の急激な伸びに対応するため、新たな電源の確保は至上命令だった。

 「のどから手が出るほど西側に電源が欲しかった」。建設計画公表の2年前の67年、東電本店企画部で電源立地計画策定に携わった宅間正夫(70)は、当時の社内に充満していた空気をこう代弁した。

 東電の電力供給エリアは東端が茨城、千葉両県、西端は静岡県を流れる富士川の東側に当たる。宅間が言う西側とは、神奈川県や伊豆半島の西を意味する。柏崎刈羽に先立つ60年、福島県が太平洋沿岸に原発の誘致計画を発表。東京以東の電源確保と送電系統整備のめどはついていた。人口が膨らみ続ける東京以西の電源確保が東電にとって悲願だった。・・・略



河川史を切り口に、2年前に地元紙で連載を書かせてもらったけど、水力人脈についてはノータッチだったなぁ・・・祢津元県議の話は中里でもよく聞いた。

水力発電の交付金で成り立っている津南町だから当たり前だけど、中津川を歩くと水の使い方のスゴさに驚く。野反湖から始まる中津川は水量豊かな川だけど、上流からほとんどの水は発電所の導水管を通り、川には水がない。
大正時代~昭和30年代は水力開発のラッシュで、当時の考え方は、郷土のため=開発 だった。50年以上過ぎた今、水利権・環境・地域を考え直す時期にあると思う。

秋山紀行にある中津川は秘境の人々の暮らしの中にあり、独自の文化を育んでいた。今、中津川の風景はどこを切り取っても痛々しい。
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降雪時の水位
2008-01-27 Sun 23:01
魚野川では、雪が降り始めると水位が急激に上がると川漁師が言う。路面や屋根の消雪のために井戸水を吸い上げ、排水が川に流れ込むためだ。実際に雪が降っている時の魚野川を見てみた。
魚野川坪池橋付近 27日 AM8:30
坪池橋080127

おぉ・・・漁師のいうとおりだ・・・雪が降る=水位が上がる・・22日と比べると・・・

魚野川坪池橋付近 22日 AM8:30
坪池橋080122

かなり増えている。この気温では降ったものはすべて雪になるので、降雨の流れ込みは考えられない。だから普通の川は雪が降る=冬場は水位が低いはずなのに・・・この水位の増加は人為的なもの。

流域協議会の中で、南魚沼の委員は「消雪井戸のためにも、流雪溝取水のためにも、清津川の水が無いと困る」と言うけど、こんな現実を知って発言しているのだろうか・・・

一方、清津川では雪が降るとどうなっているか・・・というと

清津川 №5地点の100m下流 淵になっているところ
積雪 080126

一昨日、水面が鬱閉するのを観察していたポイントは、結氷し右岸左岸が陸続きに・・・

清津川第一測水所
第一測水所080127

東電測水所の直上流、国交省の観測ワイヤーがあるところも水面は結氷。水量が少なく流れが緩やかなためこう言う状態になる。0.334m3/sがこの川に合っているのだろうか・・・
机上で数字を追ってないで、現場でいろんな現象を見て欲しい。

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地震と積雪?
2008-01-26 Sat 23:19
新潟日報から・・・

清津川水利権更新 申請再提出を延期
東電、現地測量の遅れで

東京電力が清津川から取水発電し別水系の魚野川に放流している水利権の更新問題で、東電が、北陸地方整備局が命じた更新書再提出の期限延期を求める文書を同整備局に提出し、5月30日までの延期を認められていたことが25日分かった。当初の期限は1月28日。

文書は23日付。東電では、中越、中越沖両地震の影響で湯沢発電所の設備と図面の間にずれが生じた恐れがあるとして、現地測量を行って申請に向けた補正資料を作成する考え。しかし積雪のため現状では測量が難しいことから延期を求めた。東電は「補正資料作成に万全を期したい」と説明する。
同整備局は「やむを得ないと判断した」と話している。

同整備局は、東電が発電用に取水した水を無許可で灌漑用水に分水していたことなど不適切事案発覚を受け、昨年11月に更新申請書の再提出を命じていた。


地震の影響?設備と図面の間にずれが生じた恐れ?補正資料に万全を期したい?積雪のため?やむを得ないと判断?・・・なんだこりゃぁ?言い訳が下手すぎ!これじゃ、「東電と国はつるんでます」って公言してるようなものです。

北陸地整が東電にだした再提出命令の文書には、そんな補正項目はありませんよ~
8項目の補正内容のどこに、図面を含む補正箇所があるんだろう・・・

地震や積雪を時間稼ぎに使ったとしか思えないんだけど・・・ま、充分測量して万全を期した図面を出してくださいね、今度こそ「河川法を知らなかった」なんて言わないでネ。

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陸続きになる川
2008-01-25 Fri 21:51
冬の間渇水で、清津川の流れは緩やかなため、よく見られる現象を時間を追って観察してみた。(三俣での維持流量0.334m3/s放流で、気温が氷点下)

PM14:54 清津川№5の100mくらい下流の淵になっているところ
積雪1454 080125
この時間はまだ普通かな・・・シャブシャブのみぞれ状の雪が流れてきた。上流での雪崩が川に落ちて流れてきたもの。

PM15:19
積雪1519 080125
30分くらいで見る見るシャブシャブ雪が溜まって、両岸にくっついて流路が狭くなってる。コレステロールが溜まってる血管みたい。

PM15:25
積雪1525 080125
こうなってくると流れてるのか何だか分からない。

PM15:49
積雪1649 080125
溜まったシャブ雪の上に雪が積もって、右岸と左岸がつながってる。もちろん下には水が流れているけど、ゆるい流れ方をしている。明日の朝にはつながった雪の上にウサギが行ったり来たりした足跡がついているんだろう・・・

流量が多い魚野川ではこんなことはないだろうな・・・
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雪堀りは昔の話
2008-01-24 Thu 20:35
雪国と言えども、屋根に上がって雪下ろしをする光景を見ることはなくなった南魚沼市。ほとんどの屋根で、自然落下や融雪の仕掛けがしてある。この盆地で最もよく見るのが、井戸水をポンプアップして屋根に流すためのビニールパイプ。国道17号の両側の家の多くはこのような状態。
消雪パイプ

雪が降り始めるとポンプのスイッチが入り、屋根には雪がない・・・もはや雪国ではない。魚野川は扇状地を集めた盆地を流れているので、周辺は少し掘れば井戸水が豊富に使える。井戸利用の難しい十日町市とは大違いだとつくづく感じる。

一方で弊害もあり、井戸水の汲み上げすぎで、日本一の地盤沈下として有名。現在は新規の井戸掘りが規制されているが、既存の井戸が3000本もあるらしい。

先月、新大農学部のセミナーで、震災被害の報告を聞いた。液状化について興味深いレポがあったけど、南魚沼の地形を当てはめると大きな被害が目に見えるよう・・・六日町断層の活動に注意が必要だと思う。
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議事録は何のためにあるか
2008-01-23 Wed 21:13
今朝のニュースから・・・

議事録と確認、東電発見文書

 国が、東京電力柏崎刈羽原発1号機の安全審査を担当した部会議事録を保管していなかった問題で、原子力安全委員会は22日、東電の倉庫で見つかっていた同部会関連書類について、審査当時に国が作成した議事録の写しであると確認したと発表した。地元住民が起こした1号機設置許可取り消し訴訟で、国は「議事録は存在しない」と答弁しており、今回議事録の存在を認めたことで、裁判での対応との矛盾が問われそうだ。

 原子力安全委は同日、議事録と確認された書類をホームページ上で公開した。当時の原子力委員会で1号機の審査を担当した「120部会」の部会、分科会、現地調査の全90回分で計216ページに上る。内容については審議事項、検討のポイント、審議結果のほか、配布資料名や出席委員、日時、場所が記してある。

 安全委は、同審査の事務局を務めていた旧科学技術庁の元担当者らに見つかった書類を見てもらい、国で作成したものと確認。これまでの新潟日報社の取材に対し「議事録は作っていたはずだ」と証言していた元担当者2人も「自分の筆跡もあった。事務局で作成した正式な議事録だと思う」と認めた。

 今回、東電倉庫で発見された議事録はあくまで写し。原本は国に保管されていないため、紛失したか破棄したことが確実となり、重要文書の管理のずさんさが浮き彫りになった。

 1号機訴訟での答弁との矛盾が生じたことについて、訴訟を担当する経済産業省原子力安全・保安院の畑野浩朗訟務室長は「当時、存在しないとした議事録は、今回見つかった概要を記した書類ではなく、一人一人の発言を記した詳細なものという意味だったのではないか」と説明している。

 これに対し、同訴訟の原告弁護団に加わる和田光弘弁護士は「訴訟で部会議事に関連するものをすべて出すように求めたのに対しての回答が、『存在しない』だった。そんな言い訳は通用しない」と反発している。


新潟日報2008年1月23日


・・・ 国がやる審議会なんかで、議事録が存在しないなんてことは有り得ない。必ず部屋の端っこに速記録のスタッフが座っている。審議会をやる目的は、「専門家がこう言いましたよ」という証拠を残すためだから、答申だけでなくプロセスが国にとっては大事な証拠だ。その議事録が「存在しない」と言うのは、残って欲しくない証拠だったから。

今は、音声記録の機器が何台も働いている。私は、傍聴に行かなくとも、インターネットで見られるようにするサービスをすればいいと思っている。そのくらい費用はいくらもかからない。
県議会の質疑答弁はWebサービスになっていて時々見ている。

県の第7回清津川・魚野川流域水環境検討協議会の議事録も未だにできてない。一ヶ月半過ぎたのに・・・課長補佐に聞いたら「校正中」とのこと、「補正してるんじゃないですか?」と冗談言ったら、そんなことはしないとむきになってた。これもWebサービスしてくれればいいのに。
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魚野川冬景色
2008-01-22 Tue 21:11
坪池橋付近 2008.1.22
坪池橋080122


冬の魚野川を見てみた。そんなに流量が不足しているようではない。
昨年の夏と比べると・・・

坪池橋付近 2007.9.27
坪池橋070927

今日のほうが若干少ない。この冬は降水降雪が少ない。

人の大きさと比べるとこの川の水量が分かる・・・発電所がトリップし、清津川からの導水が皆無でも気づかないくらいだから、放流量0.334m3/sなんてここで感じる量ではない。

「融雪に利水しているから、冬の水も返せない」と南魚の委員は言うけど、流量から見ても、法から見ても論拠がない。
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ニュース断片をつなげる
2008-01-21 Mon 22:55
このところのニュースから・・・

日本の対策、先進国で最低 温暖化で世界銀行が評価 [ 01月19日 18時10分 ]
共同通信

 日本の温暖化対策の進ちょく状況は先進国の中で最下位、世界の排出量上位70カ国の中でも61位と最低レベルにあるとの評価を世界銀行が19日までにまとめた。90年代後半からの電力自由化などによって、価格が安いが二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭の利用を増やしてきたことが低評価の最大要因。政府は今後、エネルギー供給体制を中心に抜本的な対策の見直しを迫られそうだ。


京都議定書締結国として恥ずかしい。

社民党HPから・・・

“原発1基分に相当・洋上風力発電特集” 近日公開!
日本のエネルギー政策を原子力偏重から自然エネルギー中心に転換することは、単に原子力の危険を軽減し、被ばくや核のゴミを少なくするというだけでなく、新しい経済や社会のあり方を選択することにほかなりません。これは、エネルギー安全保障を高め、新たな産業振興と雇用の拡大をはかると同時に、地球温暖化防止など環境保護にも寄与することができる有益な選択なのです。


今夜のトピックスから・・・

株価世界同時下落!サブプライムローン波及か?

何か歯車がはずれてガラガラ崩れるのかな?福田政権になってニホンの株価は4000円安。何かを止める・変えるときのきっかけは経済の破綻?

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ブナの丘陵
2008-01-20 Sun 17:55
当間山頂の北側
当間080120

樹齢は若く揃っているので、伐採後の二次林と思う。95%以上ブナが占有している。人が植えた杉以外には、シナノキやダケカンバ、カエデ類が少しあるが、ほとんどがブナという更新をしている。如何にこの地がブナたちにとって条件がいいかを示している。標高の高くない丘陵地で、豪雪、ほどよい斜面・・・縄文時代から人の暮らしの後ろには、水を生み出すブナ林が広がって信濃川の水源になっていたんだろう。

地球温暖化で近い将来ブナ林が絶えるというシンポジュームが最近あった。積雪はブナにとって大切な世代交代の要素だから、温暖化で雪がなくなれば、種子は小動物に食べられ、他の樹種に陣取られる。半世紀後、こんな景色は存在するのだろうか・・・
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文書館資料は語る
2008-01-19 Sat 14:27
一昨日、東電本社で話していて、ありゃ?とひっかかったことがあった。

昭和33年の清津川発電所建設時に、その放水路を湯沢発電所の沈砂池に直結した取水口増設工事の話をしていた時だ。「増設の許可はある」と東電は言ったので、頭の中で旧河川法の扱いでつまづいた。

当時の水利使用許可(流水の占用許可)は、都道府県知事であったが、旧河川法の政令である「旧河川行政監督令(T15 勅令第290号)」では、その工事には建設大臣の工事認可を受けなくてはならないとしている。許可と認可という違いが微妙だが、水を使う知事の許可を得ても、工事をするには大臣の認可が必要だったのだ。 

で、思い出したのが、2年前に書いた連載の「水力発電今昔物語」で、確か・・・こんな文章を書いたことがあったなあ・・と、帰ってから外付けハードを探したら、あったよ。

発電水利権の取り扱い(文書館資料)

水力発電今昔物語 第4話 
 県立文書館の昭和28年の資料に、建設省が当時の河川管理者(県)に出した通達がある。取水施設を許認可前に造ってしまい、既成事実をつくって申請することがまかり通っていたため、取り締まるよう注意したものである。
「電用水利使用の申請特に既許可の計画変更及び同工事実施認可について当省の認可前に着工し甚だしきは、認可前において既に工事の相当程度を完了しているという例も見受けられるが、斯くの如きは河川管理官庁として誠に遺憾に堪えない次第であって一朝問題が起るときは河川管理者としての由々しき責任問題に迄発展する可能性なしとしないので爾今は絶対斯かることのない様厳重に監督されたい。」かなり強い文調に当時の建設省の苦悩が見られる。旧河川法でも計画変更には大臣の認可が求められたのである。(・・・略)


湯沢発電所の増設工事認可について、本当に当時大臣が認可したのかなぁ・・・と後日、国交省に開示請求したが、「存在が確認されなかった」と不開示にされた。東電は、許可のほかにこの認可を持っていなければならないのだけど、保管しているのだろうか・・・当時、やはり認可なく先に工事をしてしまったのでは?こんな通達が県に届いていたのに、認可なき工事をしたため、県と東電は許可書の日付や申請書番号をねつ造したのでは?

・・・・当時の許可書副本を県は紛失して今も存在しない。



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やっぱりありました。
2008-01-18 Fri 11:45
新潟日報の1面の記事を読んで、ははん・・・と思った。

東電倉庫に原発部会新資料か

 国が、東京電力柏崎刈羽原発1号機の安全審査を担当した部会議事録を保管していなかった問題で、東電は17日、同部会の議事概要を記したと思われる書類の写しが社内で見つかったため、原子力安全委員会に届けたと発表した。安全委は議事録に当たる資料かどうかの確認を急いでいる。

 見つかった書類が当時の議事録の写しだとすると、国が作成していたことを裏付ける証拠となる。その場合、国が誤って紛失したか破棄したことが確実となり、重要書類の管理のずさんさがあらためて問われそうだ。

 東電や安全委によると、書類は11日、都内にある同社所有の倉庫で見つかった。1975年から約2年間に計79回開かれた安全審査部会と三つの分科会の書類がすべて残っており、計百数十ページに上る。議題の項目や配付資料名のほか、出席委員、開催日時、場所などは示されているが、詳細なやりとりは記されていないという。

 書類は東電の原子力関係の資料保管場所ではなく、訴訟関係資料が置いてある場所で発見された。1号機をめぐっては地元住民が国を相手取って設置許可取り消し訴訟を起こしており、国は裁判の答弁で「審議の経過を逐一残すことは本来不必要」などと議事録の存在を否定していた。今回の書類が議事録と確認されれば、この答弁との矛盾が生じてくる。

 審査を受ける側の東電が審査概要を記したとみられる書類の写しを所有していた理由について、東電は「入手した経緯は分からない」と説明。「1号機の訴訟対策の一環として持っていた可能性はある」としている。

 1号機の議事録については、国は新潟日報社の情報公開請求に対し「保有していない」と文書で回答。「作成されたかどうかも分からない」としていた。しかし、部会事務局を務めた旧科学技術庁の元職員2人は取材に「担当者が作成したはずだ」と証言していた。

 安全委は本社の報道などを受け、東電に対し同部会の関連資料を保有しているかどうかの調査を依頼していた。

新潟日報2008年1月17日


1月6日のブログ「文書不存在はね・・・」を書いて、「東電にあると思うよ」と日報の記者とやり取りしたんだけど、ちゃんと聞いてくれてたんだ。この会社、こう言うところは妙に正直!?で、出してくるんだよね、100%じゃないけど・・・

私がやった「幻の許可書」をめぐる不服申請では、国(北陸地整)は文書の保存期限は30年だから今なくっても特段不適切でないというオカシナ言い逃れを弁明書で書いていたけど、安全委も同様のことを言ってる。どうして不存在なのかを探求しない。国民や企業にとって大切な文書を保管するという責務があるのに、自らのずさんさを棚に上げて、開き直っちゃう・・・

いつも思うのだけど、官僚さんがいるのは、天井の低い書類や事務機器のゴチャゴチャした狭い部屋で、「毎日ここで仕事して、おかしくならないかぁ?」という空間なのだ。週に一回くらい青空の下で奉仕作業をする日があってもいいと思うくらい人間形成に悪い空気だよ。
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国道の下の落差
2008-01-17 Thu 21:51
新潟は朝から結構な雪降りだというのに、東京は快晴。今日の東電本社ビルは、心なしか窓が暗い。節電中?かな・・・
本社ビル

「清津川の水を返して欲しい」という当たり前のお願いに来たのだけど、いつもながら壁の厚さにガ~ンと打ちのめされ・・・違反をしようが、下流が困ろうが厚顔な会社だなぁ・・・こちらの善悪の感覚がおかしいのかと思ってしまうほど・・・

赤坂080117

ため息混じりに帰ってきたら、湯沢名物の雪の日の赤坂の渋滞にひっかかる。国道17号の赤坂付近はアップダウンのある道路で、気温が下がると路上の雪がスケートリンクのようにテラテラ光ってスリップ事故の名所。トレーラーなど大型車はチェーンがないと登れないで立ち往生する。そのために渋滞するのだ。長年の湯沢町の悩みの種だが、道路改良が進まない。理由は簡単、ここにJRの線路と東電石打発電所の鉄管が交差しているから。これが障害になって、道路が直せないし、迂回路も造れない。

昔の施設は現状に合わないことが多々あるが、この場合も5600kwhの発電の公共性と道路交通の利便を秤にかけられないかな・・・本社ビルの立派さと改良できない国道17号のギャップでした。
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節季市2
2008-01-16 Wed 13:55
昨日の続き・・・節季市の風景をもう少しUPしましょう。
節季市G

竹かごやスゲ笠は定番商品で、TVカメラも取材していた。笠地蔵の昔話を思い出してしまう・・・

節季市F

もちろん、地元の味も売ってる。根曲がり竹の瓶詰めとか干しゼンマイやわらび、豆など・・・

だけど、こうなってくると・・・↓
節季市H

あたしゃ、何時代にきたのかねぇ・・・って思う。昔は物々交換の場だったんだろうなぁ。

富が集中している都会と、質実清貧な地方の如実たる格差と言っていいのやら、地方文化と言っていいのやら、よく分からない。これを見て、明日また東京で六本木ヒルズを歩いたりすると、ハートと頭が混乱して、自分のナヨナヨの感受性にがっかりするんだろう。



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節季市
2008-01-15 Tue 15:15
冬の十日町と言えば、雪祭りと節季市。
節季市

1月の5のつく日は、諏訪様の通りに市が立つ。信濃川の舟運盛んな頃は、上下流から運ばれた作物や地場産業の反物、川の恵みが並んで賑わったそうな・・・
今は、グローバル化?したのか、キムチ屋さんやお祭りの夜店のような催しになってる。それでも、雰囲気は面白い。雪にと閉ざされる暮らしのなかでついつい欲しくなる植木や花、

節季市だるま
縁起物のだるまとか・・

節季市団子の木
団子の木につける色鮮やかな飾り物。

でも、お客さんの一番のお目当ては?というと何と言ってもちんころです。で、ちんころのお店は・・・

え~っ!もう売り切れ?・・・人気商品なんだ・・・

製造元のお菓子屋さんで写真を撮らせてもらった。
節季市ちんころ

米の粉に色をつけて、小さな動物などの飾りを作るこのあたりの風習。これは今年の干支のネズミ。1個300円くらいで売っている。

このかわいい飾り物の評判で、節季市の別名はちんころ市という。




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小正月の行事
2008-01-14 Mon 15:13
小正月の行事と言えば、鳥追いと松燃し(ドンド焼き)
松燃し朴木沢

昨日が鳥追い、今日が松燃しというところが多い。大きな集落では、松飾もたくさんあるし、書初めや神様のお札を皆が持ち寄って、こんなふうに準備する。造り方は、持ち寄ったものを中につめて周りを藁で覆い、長いしめ縄などでぐるりと縛る。

その年の暦をみて、火をつける方角を決める。

うちのように小さな集落では、
松燃し080114B
せいぜいこのくらいの焚き火?になる。ここで、スルメや餅を棒の先につけて焼く。焼いたスルメを食べると、この1年、無病息災ということになってる。・・・私的にはよくワケがわからないまま、お神酒飲めるのでのこのこ参加している。これでお正月気分が抜けて、雪国本番となる。
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取水の作法
2008-01-13 Sun 23:03
信濃川水なしサミット2008に参加した。
水なしサミット

東電信濃川発電所とJR東日本の小千谷発電所による取水で、大河信濃川は63kmにわたって、減水区間になっている。発電所でつくられた電力は首都圏に送電され、山手線を動かしている。流域が享受すべき川の恵みは東京の電力供給に収奪され、信濃川沿いに走る飯山線は未だにディーゼルで電化されていない。

10年にわたって信濃川中流域水環境改善検討委員会が、河川環境に最低限の放流量を研究してやっと50m3/sのラインを打ち出した。取水量317m3/sの約6分の1だ。

この要求を東電とJRがどの程度呑むのか・・・水利権と環境のせめぎ合い。十日町市の川はほとんどが発電による減水区間。

昔から自然と共存する知恵(作法)がある。ぜんまいもたけのこも山菜は採り尽くさない。狩猟も親子熊は打たない。魚も産卵期は資源保護の取り決めがある。効率がいいとか悪いとかそういう以前に、当たり前にやってきた作法だ。

私的には、何の取水でも川の水は半分は残すのが作法だと思う。川の尊厳を傷つけない節度ある取水は、日本人の美徳(自らの尊厳)だと。
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信濃川と共にあること
2008-01-12 Sat 20:31
昨日の続き・・・
この社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会は霞ヶ関合同庁舎の地下?みたいな会議室に委員と職員総勢40人くらい+傍聴者で部屋いっぱい・・・資料の厚さは5cmくらい、3時間半ぶっ続けというすごくタフな会議。今回は信濃川水系や北川水系が検討された。
河川整備方針小委員会84

国交省説明は例によって、国が設定した計画高水・基本高水の検証?(というかコジツケかな?)をやって正当さをアピール、過去の洪水を紹介、国のこれまでの治水事業を並べる・・・

大河信濃川を上・中・下流一環して(というか単純につなげて)見てるんだけど・・・

委員の意見はというと、抜粋で

・計画高水・基本高水については異論はない。・・・・(私的にはこの段階で既に!?)

・前の計画から既に30年近くなり、実現できないと意味ない。具体案示して欲しい。

・河川管理が国の直轄部分と県管理(東電の発電箇所が県管理)が入り混じっている現在の状態を是正して一元管理して欲しい。・・・・(ごもっともです)

最も気になった発言は、
 ・上・中・下流をどうつなぐか、分担(受け渡し)ルール必要。5年前に中流ダムが中止になった。治水での清津川・中津川への期待残っているが、説明がなかった。実施計画調査中止ということで、治水の重要性は大河津分水やその他事業との順序で残っている。方針計画の中でどう理解するのか。順位性で実調を中止となったが、万一、他のメニューがないときどう対応するのか。実行可能性あること見せて頂きたい。方針をたて計画に委ねることになる。上流から下流へどう受け渡すのか、上流は上流で、中流は中流での責任全うするルール必要。・・・(コラ~ァ!!何、蒸し返しとんじゃ~!!!!)

一番正直な発言が
海から上流まで信濃川を自由に魚が行き来できるようにすると方針に書いて欲しい、どうせ国は実現できない計画を書くのだから。・・・・(爆笑です)

所感として、信濃川の方針はまったく手付かずで進んでないんだと・・・「治水はそこそこでも、環境はしっかり」という方針を出して欲しいのかと思うほど国は何もできていないことが良くわかった。気象変動が激しくなる今後、変化にとんだ地形を下る大河を100%治めるなんて人間の思い上がりで、川と共に住むからには洪水のリスクをどの程度受け入れるのか、人命に及ばない氾濫を許容できるのか、どんな信濃川を子どもたちに残したいか、本音のトークをして欲しい。

今後をリサーチしたい。



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永田町の怪・霞ヶ関の奇
2008-01-11 Fri 22:35
抗議集会
永田町080111

いつ来ても永田町は物々しく・・・今日は午後からテロ特法裁決だから特に・・・

日本人がコツコツ貯めた郵貯や簡保等1400兆をアメリカの巨大ファンドにやってしまったのに、米軍基地引越しに何兆円もやってしまったのに・・・その上3倍価格の原油を買って無料海上スタンドだって・・・貧しい私が168円のガソリンをケチってるのに・・・

永田町のやることはわからん・・・と思ってたら、もっとわからん霞ヶ関。

河川局に信濃川水系河川整備基本方針検討小委員会を傍聴に行った。
5年前につぶした筈の清津川ダムは、死んでなくて霞ヶ関で密かに息をしていた。
流域図の清津川ダムの印は消えていたけど、未だに「上流ダム群により2500m3/sを調節し・・・」と明記してある。いったい何処にダムの適地があるというのだろう・・・

しかも委員の蒸し返すような発言!国の計画だと、あと251,000,000m3をダムで調節しないと、信濃川全体の治水は出来ないことになる。これって三国川ダムクラスのダムをあと14個つくらないといけない計算で、どう考えても不可能!

「できないものはできない」ってどうして霞ヶ関は言わないんだろう・・・
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変りつつある生き物地図
2008-01-10 Thu 14:36
何だか雪の中でゴソゴソうごめく黒いかたまり・・・
イノシシ080110B

カモシカにしては黒いし・・・クマ?なワケないね・・・冬眠期に3頭も・・・

この連中、ゴイゴイと鼻で雪を掘っているのだ。

で、しばらく眺めていて、イノシシかぁ?・・・と。

そう言えば、この前、渓流水の水道配管を修理に行った相棒が「イノシシがほじくり返した跡がある」と言ってたっけ。日本海側のイノシシの北上は既に県中央部にまで広がっているとは聞いていたし、夏の畑の被害もでていた。でも、ここは山間部の豪雪地、冬にイノシシが住めるところではないと思っていた。

イノシシ080110A

横向くとやっぱりイノシシ。かなりデカイし、移動する速度はカモシカより速い。雪の踏み散らかしかたが全然違う。

私がここに来て25年、こんな光景は見たことなかった。
これも温暖化の影響だろうか・・・小雪の年は越冬可能になっているのか・・・要観察!
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不適切事案レビュー委員会
2008-01-09 Wed 14:57
とにかく審議会がいっぱいある国交省(霞ヶ関)では、発電水利に係る不適切事案レビュー委員会というのをつくっている。

発電水利に係る不適切事案レビュー委員会について

 昨年10月から発電水利をめぐり、多数の不適切事案が判明したことから、10電力会社に対し、各地方整備局等より、再発防止策の実施を命令しました。(H19.5.16)
 それを踏まえ、発電水利に係る不適切事案を巡る一連の経緯をレビューし、再発防止策の評価と今後の指導のあり方や、発電水利に係る不適切事案が特に多かったことを踏まえ、発電水利の制度的な課題(許可期間、許可条件のあり方等)について、幅広い観点からの指導や助言を頂くため、有識者で構成される「発電水利に係る不適切事案レビュー委員会」を設置したもの。


というフレコミだが、真意は何処にあるのかまだ読めない。先月、発電水利権についても今までの更新期間30年を、灌漑などと同様の10年に見直すとの方針を河川局は打ち出し、電事連の猛反発を食らっていた。でも、発電だけが優遇されて30年というのは、いささか長いと思う。実際、水利権問題と向き合って、前回の更新時を記憶している人がほとんどないことが分かる。(コロコロ代わる行政担当者はもちろん、地元関係者でも30年前の手続きを覚えている人は珍しい) 10年一昔というけど、30年というのはほぼ一代の感覚なのだ。期間更新10年見直しは当然だろう。

私はどんな水利権であれ、発生から100年を経過したら、継続しないで全部返還すべきと思っている。環境や経済など世の中の動性は50年で大きく変わる。いくら大きな施設でも100年たてば充分償還して、古い施設が時代に合わなくなっているからだ。湯沢発電所も発生から94年、そのまま博物館になりそうなスゴイ水車が動いている。現在の技術力をもってしたら、もっと少ない水で、より多くの発電ができるだろう。自然環境への負荷を少なくする技術は日進月歩で進んでいる。利用者の財産権としての意味合いも100年あればたくさんだと思う。灌漑水利権も農地面積に相応しているのだろうか・・・そもそも川は誰のものでもなく、一定期間を経過したらあるべき川の姿に戻すべきだ。
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小寒過ぎて・・・
2008-01-08 Tue 22:20
年末に撮った巻機山
071227巻機山

高い山は真っ白だけど、この頃の積雪は少なく、まだスキー場が草だらけだった。
小寒をすぎた現在でも1mもないくらい・・・冬も盛りの頃としては、何とも頼りない。日本一の豪雪地がこんなでいいのかな・・・

雨の中を運転しながら、薄着で過ごしていることに気付く。妙に暖かいのだ。
一昨年の豪雪がウソのように昨年と今年は小雪。

一昨年の今頃は?というと・・・
060107B.jpg
こんな具合。相棒の足の下に50cmくらい雪があったので、身長からざっと計算すると、5m弱の積雪だった。

ここまで差があると地域経済はボロボロ。いくら節約しても、豪雪年が1度あると市財政は綱渡り状態、一方で、ほとんど出動がかからない年があると除雪業者は倒産寸前・・・

温暖化による気象の激化と簡単に言うけど、空恐ろしい何かが迫ってる感がある。
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追試のお手伝いはもうイヤ!
2008-01-07 Mon 09:36
今日も新潟日報から。

日報社は揺らぐ安全神話という原発の連載を書いている。これがなかなかの逸品で、昨日の文書不存在の事実もこの連載の取材(情報公開)で明らかになったことらしい。原子力部門の国と東電の関係は、そのまま水力部門で私が直面している壁だと思う。

昨日の回が下記の通り。


第5回 出来レース

「追試」重ね却下ゼロ  国と電力 あうんの呼吸


 原子力基本法(1955年公布)によって日本の原子力利用の歴史が始まってから既に半世紀余り。実は、原発の設置許可申請が国の安全審査で却下されたことは一度もない。電力会社が不合格にされる前に、「追試」を繰り返し受けていたからだ。

 東京・霞が関の官庁街に近いビルの2階「原子力公開資料センター」で、追試の跡を見ることができる。

 センター内の東京電力柏崎刈羽原発のコーナー。東電が国に提出した1号機の設置許可申請書の分厚いファイルが並ぶ。75年3月に最初に提出されたものに加え、許可が下りる2カ月前の77年7月に再提出された申請書がある。

 77年版は、表紙に金文字で「昭和52年7月一部補正」と記されている。目次を追うと、追加補正を意味する「追補」の文字が付いた書類が15件約770ページ分もあることが分かる。

 「それこそが審査そのものですよ。補正は審査した結果を表している」。柏崎刈羽の審査に2度かかわった東京工業大教授の衣笠善博(63)は強調した。

 追加補正分は、電力会社が申請書の内容の不備を審査で指摘されたことなどを受け、差し替えた修正版だという。だが、この存在自体が、原発審査が許可を前提としているとの疑念を深めている。

 ■行政通じ把握

 「電力会社の申請は審査委員に『駄目』とは言わせない。何度も補正を出し直すので、最後には『妥当』となる」。大半の原発の安全審査を担った地質専門家の垣見俊弘(78)は明かす。

 さらに、意外な事実も浮かび上がった。理化学研究所(埼玉)の所員として柏崎刈羽をはじめ多くの原発を審査した浜田達二(85)の回想は生々しい。

 柏崎刈羽のケースではないが申請書類に問題があり、審査委員の1人が「申請をいったん却下し、出し直させるべきだ」と指摘したことがあった。だが、事務局の役人は「いや、それはあうんの呼吸でやる」とやんわり断ったというのだ。

 次回の審議。前回示された問題点をクリアする内容の追加補正書類が電力会社側から“自主的”に提出されてきた。「電力会社は本来、われわれの議論を聞いていないはずだ。でも実際は行政庁を通して把握し、『却下』と言われる前に修正版を出してくる」。浜田は苦笑した。

 「ノー」を事実上、封印した安全審査で、岩盤が他原発に比べて軟弱といわれた柏崎刈羽も、マグニチュード8規模が想定される東海地震の震源域にある中部電力浜岡原発(静岡県)も合格してきたことになる。

 そもそも、審査に参加した専門家は原発の立地点を本当に適当だと思っていたのか―。垣見は正面からは答えず、「本音を言えば、適地を選べるなら選ばせてもらいたい」と、立地候補地決定後にしか審査できない歯がゆさをにじませた。

 ■「ただの視察」

 審査委員が立地地域を訪れ、地盤や断層などを自らの目でチェックする「現地調査」も不十分だった。

 前原子力委員長の藤家洋一(72)は「安全審査というのは社会に説明するための行為でもある。現地でちゃんと調べているということは見せないといけない」と意義を説明する。

 だが、柏崎刈羽を審査した元日本地震学会会長の大竹政和(68)は「現地調査では見たいものはたくさんあったが大抵1、2日だけ。少なくとも倍の日程は欲しかった」と漏らす。さらに地質の専門家は「案内された場所を歩いただけ。ただの視察だ」と吐き捨てた。

 却下ゼロの実態から「出来レース」にも見える安全審査。その過程では、電力会社とのなれ合いも生じていた。
(2008年01月06日掲載)
                     


そもそも、却下とか審査の結果不適合とかはなくって、最初から許可の方針は決まっていて、私たちが国が審査で見抜けなかった報告やデータのオカシサとか、目的外の分水を指摘しても、数ヵ月後には修正版がでてくる。しかも、東電が自主的に出したって形で。それができなきゃ、「異例の再提出命令」だって、例を見ない・・・と言いながら裁量権とやらを使いまくって。まるで、こちらが東電の更新申請をお手伝いしているようなもんだ!

はじめから国は更新の方針を変える気はないのだから、いっそのこと許可になってから、問題提起したほうがいいとさえ思う。

行政に判断する能力がないなら、司法判断のほうがまだ納得できるんじゃないか?たとえ司法も国の否を認めてくれなくても、下流域が困りきって裁判しか方法がないところへ追い詰められたこと、行政が今まで下流域に強いてきた不条理は世の中に分かると思う。今でも水道さえない流域は、東電の好き放題取水を許してきたずさんな許可行政に原因がある。・・・裁判は体力要りそうだけど、そんな積み重ねが一滴ずつでも、清津川に水を戻す道を開くと思っている。
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文書不存在はね・・・
2008-01-06 Sun 12:09
今日の新潟日報から

原発審査部会議事録保管せず

 中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発が設計時の想定を大幅に超える揺れに襲われ、過去の安全審査に対する疑念が浮上している問題で、国が、同原発1号機を担当した審査部会の議事録を保管していないことが5日、新潟日報社の調べで分かった。同原発2―7号機のほか、1号機と同時期に行われた九州電力玄海原発など複数の他施設の担当部会議事録は残っているため、作成後に紛失したか、何らかの理由で廃棄した可能性が高い。

 柏崎刈羽1号機の審査は、世界最大の原発集積地となる同原発で原子炉設置を最初に検討したもの。同原発の安全審査をめぐっては、東電による海域断層の過小評価や、逆断層を正断層とする初歩的なミスを見逃した責任が問われている。これらの原因究明と審査体制の検証を行う上で、議事録がないことは大きな障害となりそうだ。

 問題の議事録は1975年から2年以上かけ、1号機の設置許可申請を審査した「120部会」の審議内容をまとめたもの。この部会は当時、原発の安全審査を担っていた原子力委員会原子炉安全専門審査会の中に設置され、安全性を詳細に検討していた。分科会や現地調査も含めて90回開かれた。

 原子力委から審査の役割を引き継いだ原子力安全委員会は同日までに、本社の情報公開請求に対し、「(120部会の)議事録を保有していないことが判明した」と回答。「議事録が作成されたかどうかも確認できない」としている。

 しかし、当時120部会の事務局を務めた旧科学技術庁の元職員2人は取材に対し「担当者が議事録を作成したはずだ。部会では毎回、前回の議事内容を読み上げていた」と証言している。

 一方、柏崎刈羽原発1号機と同じ70年代に行われた審査では、少なくとも東電福島第二1号機(福島県)、四国電力伊方2号機(愛媛県)、九電玄海2号機(佐賀県)、同川内1号機(鹿児島県)の各部会議事録が現在も保管されている。

 中越沖地震による原発被災を受け、経済産業省に設置された調査対策委員会の委員を務める若山正樹・柏崎市副市長は「当時の安全審査について国に説明してもらいたいと思っていたので、残念だ。当然保管するべきで、しっかりしてほしい」と話している。

 原子力安全委によると、議事録などの当時の保存規定については不明としているが、現在は30年間は保存することになっている。


新潟日報2008年1月6日


私の場合、県が東電に許可した水利権許可書の不存在をめぐって、国に不服申し立てしたのだけど、東電が関係する肝心な文書を行政が紛失(廃棄)するのは、不正や不適切なことを誤魔化したいからだって、調べれば調べるほどよ~く分かった。許可なく増設したものを後から事後承諾許可したから、申請書の日付と許可書の日付が前後しているというテイタラクな行政・・・

でも、幻の許可書は(変造されていたけど)東電は保管していたのだから、この議事録もたぶん、東電にはあるのでしょうね。日報さん、聞いてみてはいかがですか?

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作業のため取水停止
2008-01-05 Sat 12:27
10:15AM 清津峡地点
全量放流080105

今日の7:00~明日17:00の間、作業のため湯沢発電所を止めると連絡を受けていた。
たぶん、東電が休みの間に、河川法違反の芝原の灌漑分水施設の閉塞をするのだろう。
再申請の条件になっていたから。

三俣で取水停止すると、6~8m3/sの放流ということになるが、年末に見に行った時でもそもそも4~5m3/sしか自然流量は無いので、その程度下流で増えることになる。

今まで、全量取水していた時でも、冬は流量が少なくて取水量が3~4m3/sのこともあった。最大取水量6.121m3/sが取水できるのは、雪解けの時と大雨の後で、年間通して約半分くらいの日数でしかない。小さな清津川に大きな発電取水量が設定されているのだ。

さて、4~5m3/sを三俣で放流すると、10kmを下ってうちの裏に到達するのは、約3時間後(そのときの乾燥の具合にもよるのだけど)で、10時くらいかな?と予測していた。

果たして、予測どおり10時過ぎに水音が急に大きくなって、木の葉や木っ端を渦にして泥んこの第一波が到達。普段流量が少ない分、溜まったゴミを掃除しながら水はやって来るので、いつも放流の最初は濁って汚く、しばらくすると水の質が変ってくる。

川幅が広がり、水位は約20~25cm上がったかな・・・いつもと違うだっぷりした川の表情・・・
この水が80年間、毎日、魚野川に放流されているんだ・・・
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マイブーム2008
2008-01-04 Fri 16:00
世の中が、正月休みから明けて動き出し、最初のニュースが、ニューヨークの原油価格1バレル当たり100ドル。それに伴う各種値上げ・・・(もちろん電気料金も)
TV番組は、一方的に環境問題(温暖化)の特集とバカバカしい浪費(バラエティー)番組。
「2008年の行方は、ここに在れり」という印象。

原油価格高騰はマネーゲームの産物、温暖化の加速はバイオ燃料を作るために伐採され続ける森林が悪循環、海水温が上昇したための海洋破壊がCO2の固定にこれまた悪循環・・・
それらは関連して、生き物(人)が住めない状況をつくっていく。

人の英知ってこの程度のものだろうか・・・

江戸時代の日本は完全な循環型社会だった。一つの島国の上で、エネルギーの生産消費がバランスして経済が成り立っていた。しかも、独自の文化を育んで400年も継続していたサステイナブルな時代。もちろん、すべての社会構造が良いとはいえないが、外国に学ばなかった「井の中の蛙」と簡単に言っていいのだろうか・・・少なくとも人の英知は生かされていたと思う。

一つの星の上で、英知を生かして同じような循環型社会をつくるのが、今の人に求められていること。後世に核の廃など負の遺産を残したりせず、資源を食い尽くさず、自然環境を保ちながら持続する・・・

その末端の単位は小さくてもいいと思う。一つの市、一つの地区、一軒の家・・・小さな循環の集合で。

たまに都会に行くと、生き物感覚の麻痺させられた人の群れを観察してしまう。当たり前のように水や電気を使い、食べ物に溢れ、音に溢れ、モノに溢れ・・・山の中で貧しく住んでいていいと思うのは、こういう感覚の麻痺から身を守れることだ。水が使えることはありがたいと感じるし、野菜の収穫は嬉しい。デカイ画面のTVが見れなくても、イベリコブタが味わえなくても、プラダの服を着なくても、貧しい経済は成り立って、工夫して楽しんで暮らしてる。「井の中の蛙」だと思わないし、循環を意識して過ごせる。もっと山の恵みを楽しみたいな。

2008年は、そんなことをテーマに日々を過ごそうと思う。






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ピンク鼻のお客様
2008-01-03 Thu 10:35
ぴょこっと顔を出す・・・
いっこ080102

雪がいっぱい積もったエサ台から家の中を覗いているイタチ。去年のバカデカイタチとは違う、小さいほうの個体。たぶんメスかな・・昼間からよく現れる。顔の黒班がはっきりしていてかわいい盗人ヅラをしてる。雪の穴から顔を出したりトンネルにもぐったり、素早くチョロチョロ動くが、時々じっとこちらを見て「お食事、ないよ~」と催促。

このエサ台は窓のすぐ外にあるので、部屋の中のテレビから直線距離で2mくらいのところ。いろんな音や光が不規則に出ているはずなのに、あんまり気にならないようだ。
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おかげさまで
2008-01-02 Wed 08:36
お正月なので神様のお話。

神も仏もお化けも全く信じてない、信仰心のカケラもない私にとって、神仏の世界はほとんどおとぎ話なのです。
(撮る撮るぼうずさん、ご無礼をお許しを・・・ (^-^; ・・・)

このブログのタイトルになっている水神様の正体はなんだ?とお思いの方もあるでしょう。私の想像では、清津川の神が青竜のお姿で、減水した川原でウネウネしていて、「水を取り戻して本来の清津川の姿にしてくれよ~」って、のたうちまわっている・・・不運にも取り憑かれた私は、発電取水・流域変更という東電がかけた呪縛から青竜を解き放つために、毎日、使いっ走りをやらされている・・・ことになっている。

でも、本来ここに伝わる水神様は別物で、以下はうちの義母の話です。

湯の平には、いつ頃からか薬師如来が祭られていた。子どもの頃、お堂から持ち出して、人形の代わりに背中におぶって遊んでいたら、うっかり川を覗き込んだ拍子に、淵の中に落としてしまった。大人に知れるのが恐くて黙っていたら、大雨の時に洪水で流れ、田尻の川原にひっかかった。見つけた村人がお告げを聞く人に見せたら、「私は湯の平の薬師仏だ。子どもたちと楽しく遊んでいたのだから、決して子どもを叱ってはいけない」と薬師様がおっしゃった。それで子どもたちは叱られず、薬師様は湯の平に戻り、その後も何度か事情があって他の場所に移されても、その度になぜか必ずここに戻ってくるという。
薬師様が湯の平から離れると、温泉や清水(湧水)の出方が悪くなるので、水の守り神とされている。


・・・ふう~ん、でも、薬師如来って仏様でしょ?・・・確か万病を癒すという現世の苦しみを解放する仏・・・何で水神様なんだろう・・・

実はこの伝説の薬師様は、ワケあって、今、うちの床の間にいらっしゃるのです。

薬師様

ほらネ、優しいお顔をして手に持ってるのは薬壷ですね。木製で30cmくらいかな?木箱に納まってる。私には普通の仏像にしか見えないけど、霊感が強いお向かいのママさんは、近づくとキーンと頭が痛くなるというのです。たぶん、そっちの世界では不思議な力を持ってるんだろうなぁ。よりにもよって「神も仏もいるわけない」と、はばからず豪語する不信心な私に取り憑くなんて、ずいぶん大胆で寛容な仏様なんだ・・・

でも、おかげでたくさんのことを学ぶことができますよ。政治も法律も水文学も河川史もエネルギー工学も環境も・・・次々でてくる疑問を解くために、どうしたら解決できるのか考えるために・・・今年はどんな新しいことが学習できるのかなぁ?・・・司法や立法かもしれませんよ。これぞ神仏のおかげだと思っている。
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明けまして・・・
2008-01-01 Tue 11:11
雪ネズミ


き・・・謹賀新年
よ・・・よき年となることを
つ・・・積もった雪の中から
が・・・元旦のご挨拶申し上げます
わ・・・「ワタクチの内閣で」と年金照合・給油継続と
に・・・賑わした総理がキニン放棄、
み・・・身勝手目立つ昨年でしたが、
ず・・・ずぶん勝手な分水してた
と・・・東電の違反行為も罰はなく、
り・・・かいできない、更新申請の再テイシツ、~ん・・・
も・・・もしもし、東電さん、反省あるのですか?つうなら申請取り下げますよ
ど・・・どうしても、発電したかたら、使った水は
そ・・・そっくり清津川にえしてネ!
う・・・ウソを並べて取りくろう流域協議会をしている県河川管理課さん

み・・・みんなオカシイと思ってますよ、どうして東電の言いなりかって。
ら・・・埒の明かない協議の繰り返しなら
い・・・泉田知事に直訴します!騙され続けるのはリゴリと。
へ・・・平気な顔してる許可権者の国交省さん
つ・・・つながってる首を喜びなさい。審査責任棚に上げ
な・・・なんでも申請を許可すればいい思ってませんか?
げ・・・原発で明るみに出た東電と経産省の馴れ合いは
き・・・清津川での東電と国交省の関係にダブってますよ
ょ・・・よく調べもないで、東電の報告だけ聞いて机上の審査
う・・・ウカウカ許可したら、今度こそ首がとびます。
ど・・・どんなにお金があっても、
の・・・のどを潤す湧水や国立公園の景観は戻りません。
た・・・たった一つの方法は、「清津川の水を清津川に」戻すことだけです。
か・・・海外旅行に行けなくても、第二第三のビールしか飲めなくても、80年間も
ら・・・拉致された水を取り戻すまで粘ります、今年も。ごチューもく下さい!

♪ルンルン♪ 新春特別企画~~クイズ~~ですぅ!
赤い字を順に並べるとできるワードは何でしょう?(漢字変換してネ)

新年の願い□□□□、□□□□!

正解者の中から抽選で豪華賞品として、うちの屋根の上の天然雪を残らず差し上げます!
(賞品の発送はいたしませんので取りに来てくださいネ)


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