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人に人としての尊厳があるように、川にも川としての尊厳がある。人と川がお互いを尊重する関係とは?を考えています。
だ・ん・す・い!
2007-05-31 Thu 13:22


やっぱり、渓流水は小雪の影響をもろに受ける。まだ5月なのにエア咬んで朝から断水状態突入。あ~水神様の罰が当たったかなぁ・・・現在、大松沢災害復興工事のため「どこからでも取れるとこから取水してください」と林野庁のお許しあって、沢水をできる限り集めて水源にしている。水道工事は水道屋より手馴れたもの。笑いながら「とう~し、やってらんだんが」と言う。部品は予め組み立てて山に持って行って作業する。これでしばらくはもつかな・・・
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引き伸ばすための会?
2007-05-30 Wed 20:11


第6回清津川・魚野川流域水環境検討協議会が開かれた。そもそも東電の改ざんした流量データを元に科学的な審議などできないはず。その上、そもそも許可が下りないと放流量を合意しても意味がないはず。だから茶番に見えてしまう。それから、毎度感じることだが、話している委員の発言に間違いが多いこと。今日もいくつかの水利権理解の誤認があった。正しい認識で話してほしいといつも思う。この協議会での最善の審議は無理だと正直感じた。発電・灌漑の水利権さえ理解に誤りがあるのに、河川環境などとても無理。まして半年ごとに2時間の会議。環境の話など一つもせずに5年間引き伸ばしていたら、絶滅危惧種の保全に間に合わない。田んぼの水は2~3日引けなくても稲は枯れないけど、魚や川に依存する生き物は1日水温が上がれば生きられない。この夏はたぶん危機的状況を覚悟しなければならないだろうなぁ。人間は知恵を持った生き物のはずなのに・・・(コウモリのDNAってどうやったら保存できるんだろうか・・・)
 さて、モバイルツール乱打のメモを手直しして夜なべでして議事録をつくろうかな・・・
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県に丸投げ?
2007-05-29 Tue 09:42
昨日付けで信濃川河川事務所が「東京電力発電関係施設からの分水について」という記者発表をした。こちらが3月に指摘して2ヶ月過ぎている。日報が報じ、NHKがオンエアしている。小千谷電力所管内で10箇所分水を河川法の手続きが要るとは認識せずやっていたという。国のスタンスは「1m3/s以下の灌漑許可は県の管理」で、県に丸投げということらしい。東電⇔集落の補償関係としては集落に権利があるが、河川法上の水利権ではない。後発の権利として申請し、新たに許可をするとしても同一水系内ならまだしも、流域変更した分水は後発権としての許可は不可能だろう。県は農家が困らないよう、東電が他の方法でキチンと補償をするよう監視しなければならない。

その前に、ここまで分水していたことの責はどうするのか。発電許可は水の位置エネルギーの利用で「消費しない水」という前提でされる。「取水した水はどう使おうが勝手」ということではない。国は自らの許可した水利権の目的外使用をどうするか判断し、取水量の上乗せがないかを調べなければならない。
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侵入者
2007-05-28 Mon 13:37


 東電の点検用ヘリが高圧鉄塔の横でホバリングしている。1塔ずつていねいに見ていく。滞空時間が長いのでずっと爆音が響いている状態。あたりはクマタカ2ペアのエリアで、この送電線まわりは餌場になっている。ちょうど今は子育て中で気にかかる。
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猛禽銀座
2007-05-27 Sun 23:41


清津川沿いの山林地帯で、何種もの猛禽類が過密なほど生息しているのは異常な感じがする。エサわけ・住みわけをしているのだろうが、テリトリーは重なってしまう。このエリアは普段はサシバの多いところ。春になると渡ってきて盛んにピックィーと鳴いている。同じエリアにクマタカ・チョウゲンボウ・ノスリ・ツミなどが入ってくる。それだけエサが多いのだろうか・・・川の上が開けた空間になっているので狩場になっているらしい。
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水神様の仕業?
2007-05-26 Sat 11:06


一昨日、河川局に渇水対策本部が設置された。西日本のダム貯水量は過去の渇水年を下回る深刻な事態。うちの水源の渓流水も、例年なら雪解けで一番水量の多い時期なのに、今年はすでに水枯れが生じている。昨日は朝から余水が切れてしまった。来週にはもう一本の沢水をつなぐ作業をしなければ・・・水ピンチ!
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「景勝地への影響はないの?」
2007-05-25 Fri 11:47
河川法の国のアリスは十日町新聞に掲載しています


河川法の国のアリス 第15話 「景勝地への影響はないの?」

 水利権の本題、流水の占用は河川法第23条で定めている。川の水を使うには許可が要る。この23条には水利使用によって史跡・名勝天然記念物に影響があれば、申請する時にその対策と概要を記した図書を添付するよう命じた省令第11条がついている。旧河川法では治水上の支障の有り無しに重点がおかれていたため、史跡・名勝への影響には特に規定はなかった。

 清津川下流では大昔(江戸時代よりずっと前?)から農業や生活水に清津川の水は利用されていた。三俣で取水する湯沢発電所は大正3年に当初許可され、三俣より更に上流の発電水利権は、それより後の大正年間に発生している。これらの権利は現在では認められない遊休水利権として失効にならず生き続け、いく度かの計画変更を経て昭和32年に清津川発電所として変更許可されることになる。この取水量は既存の湯沢発電所取水量6.121トンより多い8トンとなり、上流のほうが多い頭でっかちの許可となった。下流の方が少ない直結のため、その差1.879トンは余水路から清津川に戻し、「流域変更は既許可の最大取水量6.121トンを超えないので問題なし」というのが河川管理者(県)の判断である。ところが、下流への影響は最大取水量を取水できる豊水期にはでず、それ以下の時にでてくるのである。清津川発電所は取水した水を一旦調整池に溜めて発電をする構造のため、流量の少ない時の取水効率は、堰堤から直接取水する流れ込み式の施設より格段に良い。低水・渇水時の三俣流量は3~4トン流れるのがせいぜいだったが、湯沢発電所は調整池に溜めた水を直結した結果、それまでより6.121トンに近く取水できるようになった。これが下流にもたらした影響は大きい。融雪期や大雨の降った時以外の普段の水量のほとんどが効率よく魚野川に導水されることになり、竣工の昭和34年を機に下流の渇水は著しくなった。
三俣下流から10km間の清津峡渓谷は、渓流と奇岩が一体となったダイナミックな景観で、昭和16年に国の名勝天然記念物(文化財保護法)に指定されている。昭和33年の湯沢発電所増設許可時には清津峡はすでに国民の財産として保護されていたことになる。上流での水利用の変更が、下流の景観に影響することは当然予想されたことであろうが、東電は増設申請書で下流の名勝への影響には触れていない。ちなみに今回の更新申請でも東電の放流調査地点は、文化財として価値の高い場所をはずして調査しており、その基準も一般の河川に使われる「水面幅が川幅の20%を満たしていればいい」というもので、景勝の意味が全く加味されていない。東電にとって下流の名勝天然記念物は「普通の川と変わりないです」ということだろうか。

 もう一つの問題は清津川流域が昭和24年に上信越高原国立公園に指定されて、その中でも清津峡は自然公園法第13条で公園の風致を維持するため第一種特別地域になっていることである。この条文では「河川の水位又は水量に増減を及ぼさせること」は環境大臣(当時は環境庁長官)の許可を受けなければならない。たとえ発電施設が特別地域内になくとも、上流で流水を溜めて他の川に導水すれば下流で水量が減るのは当たり前で、上流施設の建設とその放水を直結取水する湯沢発電所の取水変更は自然公園法を守って行われねばならない。が、東電がこの手続きを踏んだことは確認できなかった。
 
難解なのは河川法第75条の解説「許可の失効の原因」である。この中に「他の関係法律の処分を受けないで一定期間を徒過したときには解除条件が成就したとし失効となる」とある。つまり、「他の法の許可も要るのに黙って水を使ってると、河川法で許可した水利権も失効ですよ」ということかなぁ?争点は水利用の変更が下流の景勝地にどの程度影響したか?であるが、それは発電所の直結を停止して数年間じっくりと検証することをお薦めする。
文化財保護法や自然公園法の指定を受ける地域の景観や環境は、次の世代からの預かり物で、良好な状態の宝物として受け継がねばならない。今後清津川・魚野川流域水環境検討協議会でこの宝物の価値がどのように話し合われるのか見守りたい。

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瑞穂の国
2007-05-24 Thu 11:32


田んぼがダムの機能を有していることが実感できる季節はこの頃。高台から見下ろせばタイルのように光った水田がびっしり並ぶ。新潟は瑞穂の国、総貯水量はどのくらいになるのだろうか。植えられたばかりの小さな苗を見ると、水無くしては生きられぬ新潟人を感じる。
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灌漑より発電
2007-05-23 Wed 19:07
古文書を調べると湯沢発電所建設時の困難がよく分かる。三俣の大雪崩れは知られるところだが、それ以外にも多数の補償を行っている。芝原集落では大正5年の導水路工事で、それまで使っていた沢水が絶たれ談判し、それから分水を始める昭和2年まで毎年のように作物が収穫できなかった分を計算して金銭補償を繰り返えす。一方清津川下流でも、取水できなくなった灌漑施設の補償を大正13年に県が調停して行っている。同時に両水域に灌漑の補償問題を抱えていたことになる。従前からの利水に影響する「水の独り占め」が発電という大義名分で許可された時代だったのだ。
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う、動けない・・・
2007-05-22 Tue 13:15


カモシカは個体差があって色もシロっぽいのから黒っぽいのまでさまざま。急な岩壁を横切るこの子はまだ若そうだ。体も大きくない。途中で動けなくなってモデルのように観光客のカメラに納まった。
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運の悪しきも淘汰
2007-05-21 Mon 10:54


親鳥がトラクターの屋根部分に巣をかけたため、農機具修理とともに巣ごと拉致された雛たち。親から離された裸雛の生存率は低い。それでなくともカラスや蛇に狙われる巣は多い。無事の育って巣立つ運のいい子は限られた数だが、そうやって淘汰されてバランスを保っている。この雛たちの親鳥もあきらめずまた次の日から新たな巣作りを始めるのだろう。
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「低い堰堤から高い導水路へ流れる水」
2007-05-20 Sun 08:14
河川法の国のアリスは十日町新聞に掲載しています


河川法の国のアリス 第14話 「低い堰堤から高い導水路へ流れる水」

「不思議の国のアリス」はイギリスの数学者が書いた緻密に組み立てられたファンタジーで、物語の所々にパズル的要素の駄洒落・風刺・皮肉・謎が散りばめられている。本編「河川法の国のアリス」にも未だに解けない謎は散在しているが、その一つが三俣堰堤の標高だ。

湯沢発電所は今回の更新から発電ガイドラインの対象となり維持流量を川のために放流することとなる。その放流調査のため東電は調査ポイントの測量をして水理計算し流量を出しているのだが、この時、各調査ポイントと放流地点(三俣堰堤)の標高を計測している。東電は堤頂標高(堰堤のてっぺん)を630.66mと記した図面を持って中里村に素案説明にやって来た。大正時代に作られた図面の堤頂標高は627.273mと書かれている。この3.3mの差はいったい何だろうか?

一般的に「私の家の標高は○○mです」なんて知ってる人はないし標高と言われても馴染みがない。標高を測るには基準点からどれだけ高い・低いと計測する。昔は測量に誤差が生じることもあった。だから昔から継続する水利権の性格上、河川管理の記録と地形図の標高に相違があるケースは珍しくない。現在はGPSを利用した簡易な計測も可能で、誤差はほとんど生じなくなった。そんなわけでどうやら昔の図面の数字627.273mは測量の間違いで、それだけ湯沢発電所は古ぼけた年代ものの水利権なんだなぁ、本当の標高は630.66mだったんだと思っていた。ところが今回の東電申請書類の「主な構築物」の欄には、昔の通り「堰堤標高627.273m」と書かれている。同じ申請書の添付図面では630.66mなのに?・・・申請書を審査している国交省に「どうして堰堤の標高が二通りあるのですか?」と聞いたら、「8月に申請書の数字627.273mに合わせ図面を補正し入れ替えさせた」と言うのである!(この補正は決済終了の3日前に行われている)それにしても3.3mも違うものをどうやって補正したのだ?補正後の図面を開示請求したら申請時と同じ図面の数字だけが入れ替えてあった。(申請書ってこんなに簡単に数字を替えられるの?)いったいどっちの数字が正しいのだろう・・・気になりだしたら眠れない。
時に趣味は役立つもので空を飛ぶことに熱中していた頃、絶えず自分の位置を高度計で見ながらフライトしたことを思い出した。試しに高度計を持って三俣堰堤に立つと630.66mをさしている。国はわざわざ昔の図面に合わせて実際より3.3m低く補正(誤記)させたのである。どうしてそんなことをしたんだろう・・・ますます気になって眠れない。
思わぬところからヒントはくる。私は三俣堰堤のかさ上げはなかったのか?を調べていたのだ。電力各社の法手続きの遺漏による無許可改築が各地で多数あり、三俣でも地元証言があったためだ。国交省は「大正時代の図面に記載されている堰堤の高さ10尺をメートルに換算すると3.03mとなり、現在の施設と一致する」とし、かさ上げ工事はなかったと説明したのだ。・・・この堰堤の高さ3.03mと2つの標高の差3.3mはほぼ一致するのである。つまり、大正時代の図面では堰堤頂(堰堤のてっぺん)でなく堰堤基部(堰堤のつけね)の標高を誤って記載したのではないか?
そもそもなぜ堰堤の標高を申請書や図面に記載するのかというと、水力発電では落差と水量から水力が計算されるため、河川法第23条では流水の占用許可を得る時には決まった様式どおり総落差・有効落差などの記載を必要としているからだ。流れ込み式発電所の場合、昔は堤頂標高を満水位としてそこから発電機の水車軸標高までを総落差としていた。湯沢発電所でもS33の変更申請書でそれまでの627.273mから、直結した清津川発電所の放水口水位626.761mに取水位を変更して総落差を計算しており、同様の手法であったことがうかがわれる。しかし当初から堰堤のてっぺんではなく、つけねの標高を基点に計算していたわけで、落差3.3m分は理論水力よりお得に発電していたことになる。(ちなみに現在は堰堤からでなくサージタンクからの落差を使っています)
見直しの更新時に正しくなおせばいいのに、書類上の前例踏襲?とも思える国がさせた補正のおかげで、図面の湯沢発電所では取水した所より高い位置にある導水路へ水は流れ、山を越えていくことになっている。どうもお役人のなさることは摩訶不思議で凡人の私には理解できない。この堰堤標高の謎は私の中で今なお消化不良のままである。

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旧河川法の中でも
2007-05-19 Sat 14:40
明治29年に制定された旧河川法の理解が難しい。この時点では治水のための法典なんだけど、利水も基本的には現行法と同じ理念にある。で、「第3条 河川並其ノ敷地若ハ流水ハ私権ノ目的トナルコトヲ得ス」は現行法の第2条の2「河川の流水は私権の目的となることができない」と同じ。問題は使用についてで、旧法では数箇条の規定しかない。「第18条 河川ノ敷地若ハ流水ヲ占用セムトスル者ハ地方行政庁ノ許可ヲ受クヘシ」・・・河川史をみると水力発電はずっとアトガマなのだ。本来、農業や生活水があったのにそれを侵害したのが水力。それで利水関係の法整備が必要になった。旧法でも芝原が三俣から取水するには県の許可が必要だったが、旧東電が許可なき分水を補償という理由でしたという解釈でいいと思う。
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銘ずる=心に深く刻む
2007-05-18 Fri 11:37
東電のプレスTEPCOニュースには謝罪文が繰り返し登場する。原発も水力も謝罪のたびに同じ下記の文章が貼り付けてある。16日付の国交省の処分に対してもやっぱり同じ文章がコピーされていた。
「当社は、立地地域の皆さまやお客さまからの信頼を得ることが、東京電力グループの事業運営の基礎であることを改めて肝に銘じ、全社員が一丸となって全力で再発防止対策に取り組んでまいります。」
・・・う~ん、あと何回この文章を使うのだろう・・・これ以上銘ずると肝が刻まれすぎてミンチになってしまうよ。
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いつまでやっても百年
2007-05-16 Wed 20:59


にいがた緑百年物語というのは前知事が始めたもの。就任直後これを不要扱いしたはずの泉田くん、今日は緑化推進委員会総会で新潟トヨペットのふれあいグリーンレディから額と松の木を進呈されてニコニコ。「業績は史上最高!」とトヨタを持ち上げてのヨイショぶりだ。どう見ても環境問題に造詣が深いとは思えないのだけれど・・・その後のセミナーは退屈この上ない。こんなとこでセミナーやってるより山に行ってブナの子と遊んでるほうがずっと有意義だ。ステージに上がってパネラーやってる私自身が不謹慎にもそう思ってしまった。
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県→国に流れる水
2007-05-15 Tue 23:51


一級河川だから国が管轄してるのかと思えば、同じ川の管理が国だったり県だったりする。この場合、八海橋から上流は県、下流は国。県→国に水が流れてる。時代によっても国だったり県だったりする。それで現在の問題は「県時代にやったこと」になり、「国には記録がない、文書がない」と・・・責任の所在が明らかでないというのは便利だ。説明しないでいいから。
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2年目のブナの子
2007-05-14 Mon 12:38


一昨年大豊作だったブナの実は、昨夏足の踏み場もないほど発芽した。自然の中ではほとんどがウィルスや食害に遭って、運よく育つのはわずかだ。年齢でブナの子がどのように育っていくのかプランターに植えて後学のために観察している。1年目は双葉と本葉が2~4枚が標準、2年目は?というと個体差が大きい。葉が4~10数枚まで様々。この差は何がなせる技だろうか。
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操作された増水
2007-05-13 Sun 10:20


魚野川にあるこの看板がとても気になっている。石打発電所で故障時などに発電機への水を止めるには余水路から川に緊急放流することになる。で、急に水が増えるのでサイレンがなったら逃げましょうと言う注意看板だ。数年前、晴天の日に二居ダムが6トンの放流したら、10km下流で水遊びをしていた子が流されそうになったことがある。「ダム規定では10トン未満の放流は下流に報告義務がない」というのが電源開発の言い分。石打発電所の最大取水量は13.5トン、ダムではないのでどういう報告がどこまでされるのだろう。自然の降雨による増水より人が操作する増水の恐さはどのくらい認知されているのだろうか。
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釣果はよくない年
2007-05-12 Sat 10:22


今年は出水も雪シロもないせいか、大物のあたりがないと釣り人が言う。これもかわいいリリースサイズ。いつもの年なら尺モノのイワナが来る頃なのにどうしたものか・・・数年前までは信濃川合流点までしかいなかったカワウが、近年はここまでのぼってくる。川の生き物の環境は急速に変化してるように感じる。
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放流試験?って・・・
2007-05-11 Fri 11:12


 昨日から1.05トン毎秒に増やして放流試験している。と言ってもゲートの片側を7cmほどあげてあるだけ。1年で最も流量の多い時だから、そもそも堰堤からいっぱい越流している。それをゲートに分けただけで放流の意味がない。越流してない時にこそ放流量を変えて試験するべきなんじゃないの?
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「お上よりお偉い!?」
2007-05-10 Thu 14:20
河川法の国のアリスは十日町新聞に掲載しています。


河川法の国のアリス 第13話 「お上よりお偉い!?」  

 第9話で水利権の用途について「発電目的に取水した水は他の用途には使えない」と書いた。ところが、三俣で取水され湯沢発電所までの6.6km導水路には何箇所か法に漏れた分水があることが分かってきた。その中の一つ、現在も分水が確認できた芝原集落では、毎年5月から9月に発電用に取水された水が田んぼに引かれている。昔、この集落は村に注ぐ沢の水を飲み水や田んぼに使っていたそうだ。湯沢発電所建設時に導水路がこの沢を横切ったため水量が減り、困った集落は東電から補償として灌漑期に1尺×1尺の水路いっぱいの水をもらえることになったというのだ。以来80年間毎年5月になると東電は導水路から分水するバルブを開け、集落は渇水の心配なく安定取水して稲作している。・・・この分水の何が問題なのかを考えてみよう。

まず1つ目の間違いは目的外の用途(補償)に発電取水した水を使っていたこと。河川法では目的外の水利使用は認められていない。灌漑用の分水をも発電のために必要な水(維持管理用水)とするなら許可行政は成り立たない。
2つ目は導水路からの取水(分水)には水利権が要ること。本編第1話で書いたとおり「渓流は普通河川で河川法の及ばないところ」のはずで、導水路は法律上は法河川の扱い。渓流水(河川法の及ばないところ)の補償を導水路(河川法の及ぶところ)からしてもいいの?導水路から取水するには水利権を申請しなければならない。補償にはいろんなケースがあるが渓流水の補償は渓流水でする或いは金銭によるのが基本的な考え方。芝原のケースは河川管理者が違法な補償を是正すべき事例。法河川は公のものでたくさんの人が利用しているので、ルール(河川法)に従ってはじめて利水者間の秩序が維持できる。水利権のある利水者が渇水のたびに困りきってきたのに、補償と称して水利権のない分水を東電が知らん顔でしていたことは、他の権利者にとって受け入れられることではない。(それができるならみんな水利権などおかまいなしに好き放題にやってますね。)流域を変更して放流をしている場合にはとかく問題が起きやすいので、特に注意を要して水利行政はされている。「河川管理者より偉いつもりになって分水してたの?」と東電職員に聞いたら「とんでもございません」というが、誰に命じられて毎年作業をしていたのだろうか?
 3つ目の間違いは、指摘されるまでこのような分水のあることを隠蔽していたこと。東電は今回の更新申請においても分水のことは一切触れていない。北陸地方整備局は昨年8月に「東電データに不自然な点はない」と申請書の審査を終え決済し、「このように更新許可しますよ」と知事や経済産業省の意見聴取もして、あとは許可を下ろすだけになっているのだ。今になって「こんな分水があった」では審査をした国の立場がない。原発で臨界まで隠蔽されて知らなかった経産省の責任が問われているのと同様、国交省が「知りませんでした」では許可行政能力が問われる事態だ。また流域協議会を行い両流域の水利用を調整する役割の県(河川管理者)も、県民に説明しなければならず困って頭を抱えている。    
4つ目は分水した量を三俣で上乗せして取水していた可能性が大きいこと。東電が国交省に報告していた取水量は、三俣で測った流量でなく、発電出力から使用量を逆算したもので、6.121トンを超えた数値は頭切りして報告したもの。ということは導水途中で分水しても出力が許可量を上回るほど余計に取水していたことになる。更新申請のもとになっている三俣で実測したとされる取水量データも甚だ怪しいと言わざるを得ない。もちろん、三俣自然流量が6.121トンより少ない時は上乗せ取水できないが、それ以上の時は超過取水をしていた可能性は大きく、同時に流量データも改ざんしたことにならないか?私たちは一昨年から放流素案・データの信憑性について何度も東電本社で問題点を指摘してきた。それに答えて「当社の素案は協議に足るもの」「データは合理的理由に基づいた根拠ある数字」と本社の課長や部長は説明していた。つまりこの分水の隠蔽は本社も含めた会社ぐるみで行われていたってことかな?
5つ目は分水の施設が国の許可を得て造ったものではないこと。もちろん、申請書にはこのような施設の記載はない。

4月20日、国交省は各電力会社から3月14日までに報告のあった不正の処分を発表した。栃木県塩原発電所では水盗人に水利権の取り消しをする方針で厳罰だ。北陸地整の管轄内では、東電が該当したのは長野県の3つの発電所で、第三者による10年間の点検報告をすることという処分内容だ。湯沢発電所での取水量報告の改ざん・法手続き遺漏の施設改築については特段の処分はないが、膿を出し切ってなかった東電には今後どのような処分が検討されるのだろうか?

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隣の川の事情
2007-05-09 Wed 20:29
魚野川圏域河川整備計画(H16新潟県)を読んでみると、なんと水害の多い川なんだろうと思う。この間現地視察をしたとき、坂戸橋で住民に「水が少なくて困ることはありますか」と聞いたら、洪水の話しか返事がなかった。流れ込む支流は急峻で本流の堤防は脆弱。大雨で一気に河道がいっぱいになるのだ。昔は魚野川沿いに湿地が続き、腰までつかる田んぼに苦労した流域だ。清津川と大きく違う「水」と流域住民は向き合って来たのだろう。
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春のテンコさん
2007-05-08 Tue 20:07


恐~い!ぞくぞくする様なケモノ感がいい。窓のすぐ外の手が届きそうなところにこんな野生がやってくるのがたまらない。そろそろ夏毛に替わる時期で目の周りから黒っぽくなっている。自然界での餌も増えだしたのか、朝まで来ないことが多くなった。また雪が降る頃に会おうね。
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許可権者の面子
2007-05-07 Mon 13:10
霞ヶ関河川局では、昨秋からあまりに多くの水力発電施設での不正報告があったことを重く見て、河川局次長を座長に「水力発電に関する不適切事案再発防止策検討会議」を置いた。で、さっそくこの会議宛に湯沢発電所で発覚した違法分水を現行犯写真と地元新聞記事もつけて丁寧に報告し、他の電力会社でも同様の間違いをやってないか徹底調査してほしいとお願いしておいた。発電取水の許可で灌漑やられてたんじゃ許可権者は面子マルツブレだと思うんだけど・・・
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栃の発芽
2007-05-06 Sun 14:03


 この地域の沢沿いには栃の大樹がある。ブナやミズナラ、サワグルミたちと自然林をつくる主要メンバーだ。郷土文化にも栃の木工品や料理が多く登場し、北越雪譜(鈴木牧之著)にも栃の実を食す民を珍しく紹介している。昨秋、相棒が栃の実を蒔いた。一斉に芽を出した栃の子はまっすぐ天に伸びていく。この中の先鋭を山に戻そう。
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「地下水は川の水?」
2007-05-05 Sat 18:31
河川法の国のアリスは十日町新聞に掲載しています。


河川法の国のアリス 第12話 「地下水は川の水?」

清津川・魚野川流域水環境検討協議会では現在東電素案での放流試験をし、それぞれの川で流量を調べている。清津川から取水され山を越えた水が、塩沢地点で魚野川に放流されてから六日町までの間(約10km)では、いくつもの支流が流入しているにもかかわらず、どんどん川の水が減っていくことが解ってきた。これは魚野川流域が扇状地で、この区間はスポンジのように川底に水が浸み込むためらしい。しかし、この量がすごい!9トン/秒以上の水が消えてしまうのだ。六日町市長は「旧六日町の中心市街地に3000本の消雪用井戸がある」と発言している。ポンプ能力と本数から想定した地下水の利用量が5.8トン/秒になるから驚く。そのくらい汲み上げてもポンプを止めるとすぐ地下水位が戻るという。地下水脈が魚野川とつながっていて川の水と地下水が一体となっているのだろう。川の水を使うには水利権が要るが、地下水を使うには水利権は要らないのだろうか・・・

「何トンも水が消える魚野川へ貴重な清津川の水を導水するのは、ザルに酒を注ぐようなもの、小数点以下3位までの放流量議論は意味があるのか?南魚の地下水利用のために冬も清津川の水を返せないというのはおかしい。」と私たちは問う。
国交省職員は「国が管理しているのは八海橋までで、それより上流は県の管理、魚野川の水が伏没しているのは今回の調査で初めて明らかになったもので、地下水のことまで言われても・・」と困った顔をする。河川法では地下水はどう考えられているのだろうか・・

河川法解説には「流水の概念」としてこう書いている。「許可の対象となる『河川の流水』の範囲は、河川法上の河川を構成する水である。基本的には表流水をいうが、これと一体をなしている水、すなわち、表流水と一体となった伏流水も、その占用によって河川の流況に影響を及ぼすものであるから、河川の流水として管理の対象となる。従って、地下水であっても、明らかに伏流水でないと認められる水以外は河川の流水として考えるべきであろう。」・・・つまり、一部の地下水も許可の対象となるのである。実際には伏流水である地下水に適用されるが、井口市長の発言のとおり、六日町周辺の地下水が魚野川に帰趨するなら伏流水として扱うべきで、日本一の地盤沈下を招くほど野放図に井戸利用を容認するのは、河川行政の手抜きと言わざるを得ない。流域を通した汲み上げの規制や水の再利用など地域にふさわしい水循環を考え、地下水も河川水の一部としての管理するのが行政のお仕事。夏には使用していない消雪用井戸の有効利用など同一水系内でまず水利用を見直す努力が必要で、「魚野川の水が足りなくなったら更に二居ダム(清津川上流)の水を・・・」は論外である。

魚野川流域では、浅井戸の利用が容易なため、多くの家が屋根の上にパイプを上げ融雪に地下水を利用している。雪が降り始めると川の水位が急激に上がると川漁師は言う。路面の消雪や屋根融雪のポンプが一斉に地下水を吸い上げ、家の周りはコンクリートで固められているため排水は一気に魚野川に流れ込む。
一方、清津川流域では地形・地質的に井戸の利用が難しい。深井戸は飲用に向かないため、昔は川原に浅井戸を掘り伏流水を利用していた。井戸水を汲み上げる作業の苦労談は今でもよく聞かされる。昼なお暗くうっそうと大樹が茂る細道を水がめを背負ってあがったそうだ。上流での取水によって清津川の流量が減るに従い川原は乾き井戸は枯れ、水利用は水道や細い山の湧き水に替わっていった。清津川流域の水道普及率は県内最低レベルである。水道のない地域の生活水は今も安定せず、住民の健康面にも心配は及んでいる。蛇口から泥水という生活基盤整備の遅れは、少なからず発電による流域変更が原因したと私は思っている。本来川の恵み享受をするべき流域の当たり前の発展の芽を摘んでしまった結果だ。様々な水源調査を経て、現在、水道水や道路消雪に工夫を重ねて地下水は利用されている。降雪期に清津川の川原の井戸からポンプアップされる水道水は約0.7トン/秒で、中里地域の56%の家庭にこの水は配られている。
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雪のない春風景
2007-05-04 Fri 21:48


今年は記録的小雪で雪シロが流れてこない。河床が変るような融雪出水もない。今日のニュースでは雪解け水がなく、大島村の天水田が作付けできないと報じていた。それでもゴールデンウィークの清津川はけっこう水量があって、あちこちで水と戯れる姿がみられた。この夏はどんな天候になるのだろう。
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河川法違反の現行犯
2007-05-02 Wed 18:38


 芝原集落への灌漑分水が今年も行われた。東電職員が地元の立会いでバルブを開け、農業用水路に発電用に取水された清津川の水が入った。河川法違反の現行犯。君たちは「合理的理由に基づいた根拠ある数字」と流量データについて説明したではないか?これも「発電のために必要な水」(維持管理用水)なのか?河川管理者もびっくり!の田んぼへの分水はこうして毎年続けられてきたのだ。
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萌えいずる時
2007-05-01 Tue 19:52


木々の芽吹きは殻を破って一斉に始まる。生命のエネルギーが最も高まる瞬間だが、なぜか恥ずかしそうにも見える。ブナの新芽は銀色の産毛をまとい、ほのかにオレンジ色に縁取られている。毎年こうして芽吹き、夏の日に緑を深め、秋に染まる繰り返しをしながら成長していく。人も自然に生かされていた時は、四季とともに謙虚なリセットをしていたんだろうな。
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